いよいよ衆議院選挙告示・・・くれぐれも失われた30年でなく、未来に夢のある日本を。民自公の消費税増税路線は望まない。維新はその補完勢力。消費税増税はデフレでは実施すべきではない。

 今日から熱戦の火ぶたが切られた。自民だ、民主だ、第三極だといわれているが、これからの日本をどうするのかの道しるべを描いて欲しい。原発、TPP、消費税問題などなどあるが、まず人口減少社会を迎える日本の活力をどうするのか。どうすればデフレ脱却ができるのか。くれぐれも失われた30年しないで欲しい。くれぐれも失われた30年でなく「未来に夢のある日本を。」を建設してほしい。できないなら、政治家を辞めてください。
 ◆民自公の3党合意がもたらした総選挙がスタートした。メディアは連日のように政党の「政策の違い」を報道しているが、おそらく国民には何が何だか 分からない。相当にインチキな解説も横行しているから、分かった積りになると騙される。そこに選挙は政策を選ぶと思い込まされている日本国民の不幸 がある。政策を並べられてもその真贋を見分けるのは簡単でない。口先で何とでも説明のつく政策には騙される事も多い。個別の政策より、その結果どの ような社会を目指すのかをイメージさせる方が重要なのだが、政党が12もあるとそれも判別が難しい。それでは選挙で何を選べば良いのだろうか。政策 の次によく言われるのが個人を選ぶという事だ。ところが12日間という短期の選挙ではそれも見分けが難しい。特に新人議員の資質など分かるはずもな  い。結局、現職議員が圧倒的に有利になる。アメリカ大統領選挙のように長期であれば、様々な攻撃に耐える姿から実行力や人間性を見極める事ができ  る。しかし日本のように名前だけ連呼されても個人の資質は分からない。
  ではどうするか。まずはメディアの報道など頭の中から消し去って、選挙の基本に戻る事である。基本とは、第一になぜ選挙になったのかを考える。第 二に、暮らしが楽になったのか苦しくなったのかを選挙の判断基準にする事である。楽になったのなら現状の政治を続けさせる。苦しくなったなら現状を 変える一票を投ずる。その一票で政権が変わらなくとも反対票が増えれば政権は政策を見直すようになる。
  そこで基本の第一である。なぜ選挙になったのか理由は明白である。消費増税に民主、自民、公明の3党が賛成して法案を成立させたからである。社会 保障との一体改革を謳ってはいるが社会保障の中身は不明のまま、増税だけを決めて国民に信を問うた。国民もずいぶん舐められたものだと思うが、それ でも消費税に賛成なら民自公3党のいずれかに投票すべきである。反対ならその他の政党に投票する。これが今回の選挙の核心である。ところが民自公3 党は消費税に国民の目を向けさせないよう他の政策を並べ立て、自分たちが一体でないかのように見せかけている。これが典型的な「目くらまし」のやり 方である。愚かな国民の目先を変えさせれば簡単に騙せると民自公3党は思っている。しかし違いを叫んで戦って見せても、この3党は選挙が終われば手 を組む以外に政治をやれない。
  そして投票に当たって大事なのは選挙後の政権の枠組みである。政策は口先でごまかせるが、政策を実現するのは数の力で、そちらが現実の政治を決め る。消費増税の一点で民自公3党が手を組むことは確定している。一方でその他の案件では自民と日本維新の会が手を組む形が鮮明になってきた。従って 日本維新の会を「第3極」と呼ぶのは正しくない。民自公と闘わない勢力は「第3極」ではなく「補完勢力」と呼ぶべきである。しかしだからこそ日本維 新の会は自民党との「違い」を強調する「目くらまし」をやる。それが古今東西政治というものの姿である。そういう意味で現状に満足な人間は民自公+ 日本維新の会のいずれかを、不満な人はそれ以外を選ぶ。こうして現状満足か不満かの二者択一が決まったら、最後にそれぞれのグループの中から自分の フィーリングに合う政党を選ぶ。その時に並べられた政策を眺めることはする。これが選挙の基本ではないか。今回の選挙のように多くの政策に焦点を当 て、違いばかりを強調していると、選挙後の政権の枠組みや消費増税という核心部分が見えなくなる。選挙に「目くらまし」は付き物だから、それに騙さ れぬよう、ご用心、ご用心。
  政策実現は、数の力。民主党の中にいて消費税反対、原発ゼロなんて、ツィッターでとなえている、かつては良心的に見えた議員などがいますが、あん なの、ナンセンス。ごまかし。と、いうこと。

『将に将たる器の人』を首相に。

『将に将たる器の人』
 世の中には「大将になれる人と、大将の大将になれる人の2種類」がいて、昔から「将に将たる人」とは言うが、如何なる人物が将に将たる人かと聞かれると、それを単純に定義出来るものではない。将に将たるというわけだから、自分と意見が違ったり対立したりするような状況にある人、例えば敵の将からもある意味畏敬の念を持って見られ、「あいつは正に将に将たる器だなぁ〜」と思われるような人を言うのではないか。『指導者たらんとする者は、やはり世界中の万人が「あぁ、なるほどなぁ〜」と思うような発言が出来るとか、あるいは「あの人がいる限り、この問題は手を出し難いな」というふうに、世界から見ても重きに思われるような人物でなければならない。』まさに、相手に一目おけれる人物でなければなるまい。
 今政界では盛んに「小異を捨てて大同に就く」という言葉が安易に語られているが、あの周恩来首相の「小異を捨てて大同に就く」という名演説によって、1955年に開催された「バンドン会議」の流れが変わり「平和10原則」の宣言が可能となった。国際会議が開かれ各国首脳が集まるという場合、そこに集まる首脳とは皆ある意味で将であるが、そういう場において一つの意見も纏らないといった時にリーダーシップを大いに発揮し、それをぱさっと纏め一つの方向性に導くような人も、やはり将に将たる人である。正反合の世界を創ることが出来るのかにより、その偉大さがが分かる。中国の言葉に「一国は一人を以て興り、一人を以て亡ぶ」という有名な言葉もあるが、果たしてこの日本を、そして世界を動かすことができる人物頃これからの日本のリーダーになって欲しいもである。果たして今の政治家はいるのであろうか。