妊娠降格は「承諾なければ原則違法」 最高裁初判断。 智弁・岡本は巨人が単独指名

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◆妊娠降格は「承諾なければ原則違法」 最高裁初判断
 妊娠を理由に降格されたのは男女雇用機会均等法に反するとして、広島市の病院に勤めていた理学療法士の女性が運営元に約170万円の損害賠償などを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は23日、「妊娠中の軽い業務への転換を契機とする降格措置は、女性が自由意思に基づき承諾しているか、業務上の必要性など特段の事情がある場合以外は、原則として違法で無効」との初判断を示した。その上で、降格を適法とした2審判決を破棄。例外的な場合に当たるかを判断するため、審理を広島高裁に差し戻した。

◆ドラフト:全球団の1位確定 智弁・岡本は巨人が単独指名
 プロ野球新人選手選択会議(ドラフト会議)が23日、東京都内のホテルで開かれ、1位指名では、有原航平投手(早大)はDeNA、広島、日本ハム阪神の4球団が競合の末、抽選で日本ハムが交渉権を獲得した。昨春の選抜高校野球大会準優勝右腕の安楽智大投手(愛媛・済美高)はヤクルトと楽天の2球団が指名し、抽選の結果、楽天が交渉権を得た。昨夏の全国高校野球選手権優勝の高橋光成投手(群馬・前橋育英高)は西武、長打力で注目された岡本和真内野手(奈良・智弁学園高)は巨人がそれぞれ単独で1位指名となった。中日は社会人の野村亮介投手(三菱日立パワーシステムズ横浜)、ロッテは中村奨吾内野手早大)、オリックスは山崎福也投手(明大)、ソフトバンクは松本裕樹投手(岩手・盛岡大付高)を単独で1位指名した。抽選で外れた4球団では、ヤクルトが竹下真吾投手(ヤマハ)、広島は野間峻祥外野手(中部学院大)で決定。山崎康晃投手(亜大)はDeNAと阪神による抽選の末、DeNAが交渉権を獲得した。再び外れた阪神は横山優哉投手(新日鉄住金鹿島)を指名し、全球団の1位が確定した。