福山とちりそば

<きょうの江戸学トピック>
◆「福山」という蕎麦屋からそばを取り寄せ、楽屋中に振る舞いました。堺町では、市村座中村座の中間にあった「福山」と伊蕎麦屋があり、役者が舞台で役者が台詞をとちると、ここから蕎麦をとりよせ 楽屋にふるまいました。「福山とちりそば」といわれている。
◆今夜、新大河ドラマ『おんな城主直虎』がスタート。江戸徳川幕府を支えた名門、井伊家ですが、直虎がいなければ、存在しなかったかもしれない──戦国時代、男の名で城主として熱くしたたかに生き抜くヒロインを、柴咲コウさんが演じます。脚本は「仁-JIN-」「天皇の料理番」「ごちそうさん」の森下佳子さん.
天文13年(1544)遠江の国・井伊谷。のちに井伊直虎という勇ましい男名で戦国の世を生き抜くことになる少女・おとわは、井伊家当主の父・直盛と母・千賀のもと幸せな日々を過ごしていた。おてんばなおとわの遊び相手は幼なじみの亀之丞と鶴丸。ある日、おとわに亀之丞との縁談話が舞い込む。当主の座を継ぐつもりだったおとわは最初戸惑うが、やがて亀之丞の妻として井伊家を支えていこうと心に決める。そんな折、亀之丞の父である井伊直満が、主家である今川義元に謀反の疑いをかけられ、駿府に呼び出され討たれてしまう。さらに今川は、亀之丞の首を差し出せとの命を下す。悩んだ末、井伊は亀之丞を逃がすことにした。