今日から3連休。「これからの社会は、自力で生き抜き覚悟をまたなばらなない。」を痛感させられた夜であった。

◆一段と寒さも増してきたようである。まだ、1ケタ台の気温になっていないことが幸いかもしれない。今日から3連休。ゆっくりとすごせるとうれしいのだが。

◆今日のよる、NHKスペシャルを見る。これからどう活きて行くべきか考えさせられる番組であった。確かにわれわれ世代は、社会なり、会社に守られて生きてきたのかもしれない。自らを切り開き、これから自分を自分が守るサバイバルの生活を迎えるのかもしれない。町田尚之言葉ではないが、これからの社会では個人は自力で生き抜く覚悟を持たなければならないトいうことが印象的であった。これからの自分への不安に揺り動かされる時間であった。
・『熟年サバイバル〜年金減額時代を生きる〜』(2013年11月2日放送 19:30 - 20:45 NHK総合NHKスペシャル」)
 生きるために働かなければならなくなったシニア世代をどう活用すればいいのか、特集したものである。
熟年サバイバル〜年金減額時代を生きる〜
 ・60歳のハローワーク
 アパレルメーカーを定年退職した60歳男性の、再就職活動に密着。男性は、アパレルメーカーで継続雇用されると給与が減らされることなどから、退職を選んだ。元役員でも仕事なし 厳しい再就職。東京しごとセンターで、清掃会社で働くための講習会が行われた。参加者の中には、就職情報会社の元常務の男性もいた。
 ・苦しくなる熟年世代の家計
 スタジオの熟年世代の参加者たちが、住宅ローンが残っているため生活が苦しいと訴えた。作家で元銀行マンの江上剛が、会社の人事の知識は、一般社会では約にたたないと述べた。世帯主が60歳以上の世帯の貯蓄のグラフを紹介。団塊世代が就職ラッシュを迎えた時代には、大勢の女性が会社を退職させられた。さらに深刻 非正規雇用の熟年世代。労働者の中で非正規雇用の割合を、1992年と2012年とで比較した。スタジオで、非正規雇用の熟年世代の参加者にインタビューして、苦しい経済事情を聞いた。
 ・始まった65歳雇用義務化
 国は厚生年金の支給開始年齢を引き上げるのにともない、企業に65歳まで従業員の雇用を義務化するようにしたが、これにより新卒社員の就職に影響がでるおそれがある。シニア世代の雇用を延長することで、若い世代との雇用を巡るイス取りゲームが激化するのではないかということについて、スタジオトーク。評論家の宇野常寛の主張は大いに間違っていると、他の出演者たちから叩かれた。現在は1人の老人を2.4人の労働者で支えているが、2025年には1.8人で1人の老人を支えなければならない。清家篤が、もっと熟年世代の雇用を増やすべきだと述べた。シニア世代の雇用を延長することについて、企業の経営者側がトーク。シニア世代の雇用を延長することは、社会全体の経済構造の改革も考えて行わなければならないなどの意見がでた。
 ・職場で何が起きているのか 現役世代のホンネ
 60歳以降に再雇用された熟年社員の中には、やたらと威張って仕事ができない人がいるなど、会社員たちが不平・不満を述べた。番組が、再雇用された熟年社員の対応に苦慮している点について企業にアンケート調査を行ったところ、担当してもらう仕事を確保するのが難しいという回答が一番多かった。再雇用された熟年社員が、どうすればまわりに受け入れられるようになるか、スタジオトーク。熟年社員に自己発見研修などを受けさせて意識改革を行っている、冷却装置メーカーを紹介。この冷却装置メーカーの社員らが、スタジオで自社の取り組みについて語った。町田尚が、これからの社会では個人は自力で生き抜く覚悟を持ち、企業は雇用と賃金を守るべきだと述べた。千葉県柏市では、東京大学柏キャンパスが地域の困りごとをまとめ、熟年世代に解決を依頼するプチ就労を行っている。これにより幼稚園や工場などで、短時間による熟年世代の雇用を行っている。熟年世代に社会貢献で活躍の場を与えることについて、スタジオトーク。高齢者に、わずかでもいいから仕事を与えれば生きる目的になるのではないかという意見などがでた。大阪市で、田舎への移住を希望する人向けの説明会が行われた。北海道浦河町に移住してきた、中村さん夫妻を取材。熟年世代が地方に移住することについて、スタジオトーク。デーブ・スペクターが、欧米では冬の間に温暖な地域に移住することは一般的だと語った。


(11月2日生まれの偉人)
横山大観(よこやま たいかん、正字体:大觀、1868年11月2日(明治元年9月18日) - 1958年(昭和33年)2月26日)は、日本の美術家、日本画家。常陸国水戸(現在の茨城県水戸市下市)出身。近代日本画壇の巨匠であり、今日「朦朧体(もうろうたい)」と呼ばれる、線描を抑えた独特の没線描法を確立した。
 5年半前に六本木の国立新美術館で開催されていた「没後50年 横山大観--新たなる伝説へ」を観たことがある。無我、村童観猿翁(卒業製作)、迷児(釈迦・孔子老子の三教にキリストを加えた絵)、月夜の波図(ボストンからの里帰り作品)、雲去来、焚火、荒川絵巻、生々流転(霧・露・川・大河・海へと続く。万物は永遠に生死を繰り返し、絶えず移り変ってゆくこと)、洛中洛外雨十題(大気の変化)、夜桜(ローマ日本美術展出品)、紅葉、正気放光(1944年)、南冥の夜、秋色、そして四時山水。
 富士の堂々とした姿を描いた「正気放光」が良かった。また、夜霧がやがて海に通じていく「生々流転」、79歳の時の作品「四時山水」も良かった。四時山水は、27メートルに及ぶ絵巻で一日の中に日本の絶景の四季を入れ込んだ名作である。
 ・公益財団法人 横山大観記念館 http://members2.jcom.home.ne.jp/taikan/index.htm
 ・熱海温泉 横山大観ゆかりの宿 大観荘  http://www.atami-taikanso.com/
 <本の紹介>・横山大観 (ちいさな美術館)
 http://www.amazon.co.jp/%E6%A8%AA%E5%B1%B1%E5%A4%A7%E8%A6%B3-%E3%81%A1%E3%81%84%E3%81%95%E3%81%AA%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8/dp/4861523966

<昨年の今日>http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20121102