「文化功労者」にちばてつやさん 「あしたのジョー」ナゾの真相

◆今年度の文化勲章ノーベル物理学賞に決まった天野浩教授、中村修二教授らの受賞が決まり、文化功労者には漫画家のちばてつやらが選ばれた。ちばは、「あしたのジョー」の最後の描写について生きてる、死んでるは考えて描いていないと話した。

◆けさの冷え込みで…盆地一体に雲海。津山市黒沢山では、盆地一体に広がる雲海が確認された。

松前重義記念館http://www.u-tokai.ac.jp/facilities/matsumae_shigeyoshi_commemoration_hall/
 ・頑固一徹で武骨な性格をあらわす「肥後もっこす」の典型であった松前重義は、細川護煕首相が政界に出るとき、その父・護定を説得する。細川は「松前さんは正真正銘のもっこすだ。スケールの大きなもっこすだと思う」と証言している。
 東北帝大工学部電気工学科を卒業し、逓信省に技官として入省した松前は、役人生活に失望する。この時、内村鑑三の聖書研究会でその講義に接し、「この人こそわが人生の師だ」と心に決める。ダルガス父子による復興を描いた「デンマルク国の話」とともに、グルントウィヒというデンマークの宗教思想家・教育者を知る。グルントウィヒは国民高等学校という私塾的な場を設け青年の教育を行った。これが松前重義が教育を生涯の分野と定める動機となった。
 松前は生涯を通じて柔道に関係した人生を送り、国際柔道連盟会長などを歴任したが、山下泰祐を発見し育てた人でもあった。ロサンゼルスオリンピックで金メダル、全日本選手権9連覇、203連勝のまま引退という記録を打ち立てた山下を東海大相模に入れて鍛えた。山下は学業にも励み、全校で一番の成績もあげている。柔道は嘉納治五郎が日本古来の柔術に創意工夫を凝らしながら体系化した近代武道である。柔道は知育・徳育・体育の三位一体の教育理念に基づいた教育的武道である。世界各国で柔道が盛んになったのは、戦後の日本の発展の原動力がこの武道ではないか、武道が日本人の勤勉さを作ったのではないか、と思われた。

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