さあ、京都力アップへ。

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高山寺の本堂はどこから移されてきたか。
ア、仁和寺  イ、三十三間堂  ウ、大雲院  エ、海福院

<解答> ア、仁和寺  
<解説> 高山寺は、光仁天皇の勅願で宝亀5 ( 774 ) 年に天台宗の寺院として創建。建永元 ( 1206 ) 年に明恵上人が後鳥羽上皇から当寺を賜って再興し、華厳宗の根本道場となった。 「 高山寺絵図 」 ( 重要文化財 ) によると、往時には本堂、阿弥陀堂、三重塔、羅漢堂、経蔵、鐘楼などが並ぶ伽藍が形成されていた。その後、度重なる戦乱によって焼失したが、寛永11 ( 1643 ) 年に仁和寺の御堂を移して再建された。境内には明恵上人ゆかりの日本最古とされる茶園があり、国宝の石水院や鳥獣人物戯画など寺宝も多い。三十三間堂の西大門を移して南大門としているのは東寺であり、大雲院の旧本堂を移して明王殿としているのは智積院であり、妙心寺の海福院の方丈を移して方丈としているのは等持院である。(2級)