旧岩崎邸庭園

(人物記念館の紹介)
旧岩崎邸庭園(きゅういわさきていていえん・http://museum.tachikawaonline.jp/15_iwasaki/)は、東京都台東区池之端一丁目にある都立庭園である。指定管理者制度により東京都公園協会が運営している。三菱財閥岩崎家の茅町本邸だった建物とその庭園を公園として整備したもので、園内の歴史的建造物は国の重要文化財に指定されている。旧岩崎邸の敷地は、不忍池の南西方、台東区池之端一丁目(旧下谷区茅町)に位置し、文京区湯島と境を接している。「旧岩崎邸庭園」として公開されているのは旧邸宅敷地の一部にすぎず、かつての敷地は、西側の湯島合同庁舎、南側の湯島四郵便局や切通公園一帯を含んでいた。
 旧岩崎邸の敷地は、江戸時代には越後高田藩榊原家(現在の新潟県上越市高田)の中屋敷であった。明治時代初期に牧野弼成(旧舞鶴藩主)邸となり、1878年明治11年)に三菱財閥初代の岩崎弥太郎が牧野弼成から邸地を購入したものである。現存する洋館、大広間(かつての和館の一部)などは、岩崎財閥3代の岩崎久弥によってジョサイア・コンドルの設計で建てられ、1896年(明治29年)に竣工したものである。1923年(大正12年)の関東大震災の際には、屋敷地が避難所として地元住民に開放された。
 ①場所 〒110-0008 東京都台東区池之端1-3-45
 ②開館時間 9:00〜17:00
 ③休館日 12月29日〜1月1日

<今日の江戸学>
◆寛政7年(1795)1月9日、力士の谷風梶之助が亡くなった。46歳。寛政元年、小野川喜三郎とともに横綱に。21回優勝し、63連勝を記録。「谷風の前に谷風なし、谷風の後に谷風なし」といわれた力士である。現役中に流行性感冒(インフルエンザ)にかかり死去。この年風邪が流行し、「谷風」と称された。

<今日の京都新聞
◆「ササ持ってこい」繁盛願って 京都で宵えびす祭
 商売繁盛や家内安全を祈る「十日えびす大祭」の宵えびす祭が9日、京都市東山区恵美須神社であった。大勢の商店主や会社員らが詰めかけ、「仕事で良い縁に恵まれたら」「お金持ちになりますように」と、縁起物の「吉兆笹(ささ)」を次々に買い求めていた。「商売繁盛でササ持って来い」との掛け声が流れる境内は夜、仕事を終えた参拝客らでにぎわった。神楽の奉納で祈とうを済ませた吉兆笹を受け取り、宝船や千両箱などを飾り付けてもらっていた。大祭は「初えびす」とも呼ばれ、えびす神が1月10日に生まれたことにちなむ。11日まで夜通し開門し、最終日の12日は午前9時〜午後10時に参拝を受け付ける。