内藤誼人さんの心理術的名言

内藤誼人さんの心理術的名言
・メモを取りながら話を聞くと、より相手の好意を引き出すことができる
 聞き上手な人は、概して人たらしになりやすい。人の話を聞くこと自体が、相手にとっての報酬となるからである。私たちは自分の話を聞いてもらえると大変にうれしいのだ。相手の話を聞くときには、面倒でもメモを取ること。メモを取ってあげれば、あなたの話を聞き流しているわけではありません、大変に面白いお話ですという強烈なアピールができる。
・上司に邪魔されないように、上司に相談する癖をつけろ
 上司の承認が本当に必要かどうかは別として、あらかじめ相談を持ちかけておく癖をつけよう。あらかじめ相談しておけば、会議のときにも、上司が賛成に回ってくれる可能性が高くなる。相談されたということによって「自分は頼りがいのある人物である」という気分になって気持ちがいいからだ。たとえ上司の意見など聞いておく必要がなくても、絶対に相談しておくべきである。
・話を切り上げ帰る最高のタイミングは、一番話が盛り上がっている時
 相手と別れるときのタイミングは会話が一番盛り上がったところが目安になる。会話が盛り上がって、少しずつ下がりはじめようとするくらいのタイミングが、あなたが辞去するのに最も適したタイミングなのだ。会話が盛り上がってきて、お互いに興奮、歓喜の感情が残っているときにお別れするようにすると、心地よい余韻がしばらく続き、あの人はなんて素晴らしいんだろうという評価が高まる。相手が退屈しているときに辞去すると退屈な人だったという評価を受けやすい。

<今日の京都新聞
◆新年の一服すがすがしく 京都・表千家の初釜、家元襲名し初
 茶道表千家の初釜が10日、京都市上京区不審菴で始まった。千宗左家元が十五代を襲名し初めての初釜で、寒中らしい冷え込みの中、訪れた各界の招待客がすがすがしい新年の茶に心を和ませた。午前10時の初席には千宗室裏千家家元や千宗守武者小路千家家元、西脇隆俊京都府知事、門川大作京都市長ら26人を迎えた。茶室残月亭と九畳敷の床には、千家再興の基となった「少庵召出状(めしだしじょう)」と三代元伯宗旦筆の「春入千林処々鶯(はるいるせんりんしょしょにうぐいす)」の軸が掛けられ、宗左家元と宗旦前家元がそろって「明けましておめでとうございます」とあいさつした。えとにちなんだ新調の水指や六代覚々斎作の茶杓「猪ノ子」などで、宗左家元がふくよかな濃茶を練った。炉縁や食籠(じきろう)など宗旦前家元好みの道具も多く用いられ、継承を感じさせた。正客の千宗室裏千家家元は「(宗左)家元の初のお茶をいただき、縁起良くありがたい。而妙斎(じみょうさい)宗匠(前家元)と猶有斎(ゆうゆうさい)宗匠(家元)とで、ちょっとずつお茶の味に幅があるように感じられます」と話しかけた。14日まで続き、約1500人を迎える。17〜20日の東京初釜には、約千人が訪れる予定。