天明6年の大火

<今日の江戸学トピック>
天明6年(1786)1月22日午前11時ごろ、江戸湯島天神前の牡丹長屋から出火。西北風にあおられて、日本橋、東は葺屋町まで広がって大川、深川へと飛び火。神田・日本橋から深川まで延焼、中村座焼失。翌日には西久保神谷町から海手まで延焼する。湯島聖堂は全焼、神田明神も本殿以外、焼失した。
◆明治26(1893)年1月22日、歌舞伎作者河竹黙阿弥が亡くなった。78歳。文化13年(1816)生まれ。5世鶴屋南北に入門。とくに世話物にすぐれ、「白浪物」とよばれた江戸歌舞伎の集大成。維新後、活歴物や散切物を書き、活躍の幅を広げた。『青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)』『三人吉三廓初買(さんにんきちさくるわのはつがい)』など生涯書いた作品は合計360編にのぼります。