高山辰雄・大分市美術館。「聞く力」。

<偉人記念館>
大分市美術館http://www.city.oita.oita.jp/www/contents/1320047417414/
 2007年、95歳で没した高山辰雄は、生きることの豊饒と不条理を、硬質の叙情を湛えた筆致で描き、新しい高みを求める試みを生涯続けた画家でした。

◆改めて「聞く力(文春新書)」から
●話を聞く。親身になって話を聞く。それは、自分の意見を伝えようとか、自分がどうにかしてあげようとか、そういう欲を捨てて、ただひたすら「聞く」ことなのです。
●困ったときは「オウム返し」!? 相手の言葉をそのまま相づちに転用する「オウム返し」"聞き上手"になるためのヒントとは 人の話を掘り下げるには「たとえば?」とか「具体的には?」の質問は有効です、相づちは大事です。
●相槌の極意 ニコニコ楽しそうに、「そう」、「それで?」、「面白いねえ」、「どうして?」、「それから?」ほんの一言挟むだけ。
●相手の声が聞こえづらかった場合、「え?」と聞き返さない。目上の方には、少なくとも「はい?」と聞き返す。「えっ?」の裏には、「聞こえないよ、そんな小さな声じゃ」とか「まさか、そんなこと言うつもり?」とか、そんなニュワンスが見え隠れする。
●例えば「僕ね、実はものすごく怖がりなんですよ」という話が出たら、「怖がり?」と繰り返してみる。そうすると、相手の話が展開していく…。
●質問は3本。いろいろと聞きたいことがある場合でも、質問の柱は3本に絞ります。 その理由は、相手の話に集中するため。
●「あなたの話をしっかり聞いていますよ」という態度で臨むことが、会話の基本です。
●阿川さんは学生時代に先生から、「人に対して『わかる、わかる』と安易に言ってはいけない。そして『わかる、わかる』と言う人をたやすく信用してはいけない」と言われたそうです。
●似通った自分の経験を探り出し、そのときの気持ちを重ねることは必要だが、その経験とてどれほど相手と似ているかは、誰にも分からない・・・。
●人にはそれぞれ話すテンポがあります。ゆっくり話す人との会話では、答えがすぐにかえってこないと、つい予測して先に答えをだしてしまいがちです。

<今日のトラックバック
・松陰の遺言・・・今日の「八重の桜」は。。「頭に刻みつけるように読みこむ」知の巨人http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130203/p3
・ムダ遣い、さらに将来世代にに負担を残す消費税増税http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20120412/p1
葛原しげる童謡歌碑。福沢桃介記念館。そして、『叱られる力・聞く力2』。“セクハラ”ヤジ揺れた都議会 “他のヤジ”特定せぬまま閉会。   
                                                http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20140625/p1
・都議会セクハラ野次問題への雑感http://d.hatena.ne.jp/yasugoro_2012/20140622
・ヤジ主は特定しない決議案 http://d.hatena.ne.jp/satox/20140624
・今日のテーマは、西尾久美子さんにみる『舞妓の言葉――京都花街、人育ての極意』http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130605/p1

<昨年の今日>「やってみせ、言ってきかせて、させてみて、誉めてやらねば人は動かじ」。そして、「千登勢橋」?「北ウィング」?http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130626/p1