2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

順性院(お夏の方)

お夏の方の父は京都の町人で弥市郎と言いました。弥市郎は、娘のお夏が家光の子を出産したことで士分に出世し岡部八左衛門重家と名のり、後藤枝重家と改名した。お夏は、京都で幼い頃から家光の正室孝子の実家である鷹司家に使われていた。そして、孝子が家…

桂昌院(お玉の方)

◆東京足立区の法受寺にある、5代将軍徳川綱吉の生母・桂昌院の墓所。敷地内には桂昌院の弟で、姉の引きにより笠間藩5万石の藩主となった本庄宗資の墓も。ちなみに、正室は将軍とともに増上寺か寛永寺に葬られる決まりだが、側室はその限りではない。 お玉の方…

隅田川花火大会

◆今日30日(土)開催された隅田川花火大会のルーツは江戸時代の両国川開き。江戸東京博物館の常設展示室には川開きで賑わう両国橋西詰の迫力あるジオラマ模型があり、その当時の両国を再現している。当時の花火は一日ではなかった。 東京の下町の夏の風物詩…

吉原の花魁とは。

<江戸学> ◆吉原の花魁とは。 花魁(おいらん)は、吉原遊廓の遊女で位の高い者のことをいう。18世紀中頃、吉原の禿(かむろ)や新造などの妹分が姉女郎を「おいらん」と呼んだことから転じて上位の吉原遊女を指す言葉となった。「おいらん」の語源について…

「耀甲斐」鳥居耀蔵

◆鳥居耀蔵(とりい ようぞう・1815〜1874) 略歴:大学頭林述斎の次男。旗本鳥居家へ養子に入る。通称耀蔵。名は忠耀。官は甲斐守。甲斐守の耀蔵ということで「妖怪(耀甲斐)」と仇名され恐れられた。己の権勢欲のために、南町奉行を失脚させその後…

江戸検合格のために。

◆江戸文化歴史検定協会の宇南山代表理事から 一点目は「基礎を学ぶこと」、二点目は「足で学ぶこと」、三点目は「過去問をしっかり解くこと」を教示される。まずはテキストや参考書を熟読することがポイントであり、重要であろう。◆今日も帰宅後テキストの熟…

水野忠邦そして天保の改革

<江戸学> ◆水野 忠邦(みずの ただくに)は、江戸時代後期の大名・老中。肥前唐津藩主、のち遠州浜松藩主。寛政6年(1794年)6月23日、唐津藩第3代藩主・水野忠光の次男として生まれる。長兄の芳丸が早世したため、文化2年(1805年)に唐津藩の世子となり…

江川 英龍

<今日の江戸学> ◆世界遺産指定で観光客が押し寄せる伊豆韮山の反射炉。韮山代官・江川英龍が着工、英龍死後の安政4年(1857)に佐賀藩の技術協力を得て完成。実用炉としては唯一現存。 ・江川 英龍(えがわ ひでたつ)は、江戸時代後期の幕臣で伊豆韮山代官。…

六十干支

<今日の江戸検>◆昨日の講義の基礎ポイントの整理。Q1 十二支は言えますか。かけますか。 ・十二支(じゅうにし)は「子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥」(「鼠 牛 虎 兎 竜 蛇 馬 羊 猿 鳥 犬 猪」)であり、その読み方は「ね・うし・とら・う・たつ…

下町夕涼み

◆江戸東京たてもの園では8月6日(土)〜7日(日)に「下町夕涼み」が開催される。また、世界遺産になった国立西洋美術館の設計したル・コルビュジエの弟子・前川國男の自邸が復元・公開されている。 また、東京都写真美術館は、約2年にわたる大規模改修工事…

江戸城の石垣はどこから来たのか

<江戸学> ◆江戸城の築城石 ・江戸城の石垣はどこから来たのか 徳川家康は、江戸に幕府を開いた翌慶長9年(1604)6月1日、江戸城の城郭拡張工事「天下普請」を全国28大名に命じた。築城石を産出しない江戸での築城における最大の問題は石垣用の石材の調達で…

合格への覚悟。

◆午後から江戸学アカデミー「天下大変〜江戸の災害と復興から」第二回講義に参加。講師は一級合格者である。自らの合格への勉強法を頭にいれて最低限今年合格のためにしなければならない点を指導された。具体的には、「第1章大火」の前回の追加説明をした後…

<江戸の知識確認テスト第一回> 解答・解説

<江戸の知識確認テスト第一回> 解答・解説 Q1.ハ.260年 江戸幕府(えどばくふ)は、1603年に征夷大将軍に任官した徳川家康が創設した武家政権である。終末期は、一般的には大政奉還した1867年までとされる。江戸(現:東京)に本拠を置いたのでこう呼ば…

12 代将軍家慶、そして天保の改革

<江戸学> ◆12 代将軍家慶は、11代将軍家斉の二男として江戸城で生まれる。母は側室の香琳院である。文化6年(1810)有栖川宮織仁親王の第6皇女・楽宮喬子を正室に迎える。御台所に3子女が生まれるが夭折した。文政8年(1825)側室のお美津(本寿院)に4男…

第13代将軍家定

<江戸学> ◆第13代将軍家定は、文政7年(1824)12代将軍家慶の4男として江戸城西ノ丸大奥で生まれる。母は側室のお美津(本寿院)である。父家慶は27人の子女を儲けたが成人まで生き残ったのは家定だけである。家定自身も生まれながらの病弱で癇癪持ちの奇…

六騎神社と立花 宗茂

◆柳川市の六騎(ろっきゅう)神社は、難波善長以下6騎の平家落武者(難波善長、加藤権内、浦川天ヶ左衛門、鳴神藤助、是永多七、若宮兵七)が、柳川沖端に移り住み漁業を始めたことが起源。当時の人々は平家の身分の高い人たちとして、6名の騎馬武者の意味で「…

不安を覚える茨城沖地震。

<今日のニュース> ◆茨城県沖が震源 震度3 相次ぐ地震、今夜も。 午後10時51分頃、茨城県沖を震源とする最大震度3の地震が発生した。震源の深さは約20km、マグニチュードは3.6と推計される。茨城南部・沖合が震源の地震は今月16日から相次いでいる。 ◆熊本…

酔っ払い続出!予約殺到ツアー。

<今話題(?)の情報> ●酔っ払い続出!予約殺到ツアー。 創業およそ150年の清龍酒造では毎週末に多数の見学者が訪れる。見学客の目当ては酒蔵見学の後の利き酒タイムで、7種類の地酒が心ゆくまで楽しめる。さらに料理、おつまみもついており、寿司なども振…

7月20日は徳川家茂の命日。

<江戸学> ◆第14代将軍家茂は、 紀州藩第11代藩主・徳川斉順の二男として、弘化3年(1846)5月江戸赤坂の紀州藩邸で生まれる。父斉順は11代家斉の6男で紀州家へ養子に入り11代藩主となった。母は側室のお美佐の方(実成院)である。家茂は13代家定の従弟に…

飯田橋駅

◆千代田遺産② 飯田橋駅 JR飯田橋駅はホームが急カーブしており、ホームと車両の間に最大で33cmの隙間がある。そのため、安全対策として、今後、ホームを西側に移設する計画があるようだ。

都心に初の世界遺産 真夏日でも大行列が。

<今朝の新聞から> ◆とはいっても今日は新聞休刊日であり、昨日のニュースを勝手にチョイスしてみた。 ・九州〜東海 梅雨明け。 気象庁が九州から東海地方の梅雨明けを発表した。九州南部は平年より4日遅く、中国・近畿・東海地方は平年より3日早い。各地で…

第155回 芥川・直木賞は。

◆芥川賞を受賞したのは村田沙耶香さんの「コンビニ人間」に決まった。「コンビニ人間」はコンビニでアルバイトを続ける独身女性が主人公で「普通」を強要する社会の風潮をユーモアを交え描いた作品だ。また、直木賞受賞作品は荻原浩さんの「海の見える理髪店…

15 代将軍慶喜

<江戸学> ◆第15代将軍慶喜 慶喜は水戸藩9代目藩主徳川斉昭の7男として、天保8年(1837)江戸小石川の水戸藩邸で生まれた。母は正室の有栖川吉子(貞芳院)である。斉昭は長男・慶篤以外の男子は光圀公以来、国許での教育方針のため慶喜は9年間水戸藩邸で過…

国立西洋美術館、世界文化遺産決定。

◆国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は17日、トルコ・イスタンブールで審議を再開、20世紀を代表するフランスの建築家ル・コルビュジエ(1887〜1965年)が設計した東京・上野公園の国立西洋美術館など7か国17作品を世界文化遺産…

今日の真田丸「秀次事件」

◆豊臣秀次。「磯かげの 松のあらしや 友ちどり いきてなくねの すみよしの浦」 関白豊臣秀次は、いわゆる秀次事件で高野山金剛峰寺の柳の間で切腹したといわれている。その時に、辞世の句として詠んだのが、この歌。しかし、どうもこの歌からは、秀次がどん…

『天下大変 江戸の災害と復興』を購入

◆江戸検参考図書『天下大変 江戸の災害と復興』を購入。その他江戸の資料をも購入。『天下大変 江戸の災害と復興』早速読み始めた。また、午後から江戸博も見学。「大妖怪展」にも三連休の初日であり、長蛇の列が。今回は時間があまりないので、常設展のみ。

7月16日は何の日

◆今日は7月16日。 ●出来事 ・アメリカの首都ワシントンに決まる(1790) ・東北本線の宇都宮駅で日本初の駅弁が発売。にぎりめし2個とたくあんを 竹の皮に包んだもので、 値段は5銭(1885)・・・駅弁の日 ・日英通商航海条約、締結(1894) ・世界初の核実験、ア…

ようこそ地獄たのしい地獄。

◆国立公文書館では明日16日から8月27日(土)まで企画展「ようこそ地獄たのしい地獄」を開催。『源氏物語』で民心を惑わせた罪で地獄に落ちた(?)紫式部を供養する、林羅山旧蔵『源氏供養表白』等、地獄に関する図譜・書物を展示。入場無料。◆今日で7月も半ば。通…

いよいよ販売される。

◆第11回江戸検参考図書『天下大変 江戸の災害と復興』(税込1500円)が販売される。江戸検ホームページで。または、神田神保町書泉グランデ、秋葉原書泉ブックタワー、芳林堂書店高田馬場店、江戸東京博物館ミュージアムショップでも明日16日より発売。

第7期寺島文庫リレー塾2016

<案内> ●寺島実郎監修「第7期寺島文庫リレー塾2016・・・世界秩序の変更期 −日本の正しい道を考え抜く」が9月28日から11月30日まで6回の予定で開催される。 (以下寺島文庫からのメール) 拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。「寺島文庫…