東京白金の立行寺にある｢天下の御意見番｣こと大久保彦左衛門忠教の墓。晩年に『三河物語』を著した忠教は頑固一徹の武辺者である一方、面倒見はたいへん良かったとか。

◆今川義元の死で岡崎へと戻り、松平元康から徳川家康へ名乗りを変えて、三河統一へと邁進する家康に立ちはだかった強敵･三河一向一揆。その本拠となったは、満々と水を湛える内濠や深さ6ｍもの外濠に囲まれた、いわば｢城郭寺院｣である安城市の本證寺。 ＊本…