江戸は54年ぶりの11月の初雪。

◆今朝から、お江戸は、54年ぶりの11月の初雪。そして、観測史上、11月には初めての積雪。11月の初雪は東京都心・横浜市甲府市では54年ぶり、都心での積雪観測は初めて。関東甲信では山沿いを中心に大雪となり、午後6時の積雪では長野県軽井沢町で21cm、山梨県富士河口湖町で20cmなど。各地の雪は夕方までにほぼ止んだ。各地で転倒などによるけがが相次ぎ、関東6都県で44人がけが。箱根町では冬用タイヤ未装着の車が事故を起こし、4時間ほど約40台が立ち往生した。首都圏の鉄道の一部では運転見合わせや遅れが相次いだ。

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<今日の小池劇場>
◆首都の交流深め関係強化で一致。
 今日、夕方、ロシアのアファナシエフ駐日大使と会談した小池知事。知事は今年はモスクワ市と東京都が姉妹関係になって25周年なので友好がさらに深まる事を期待しているなどと述べた。これに対しアファナシエフ大使はモスクワ市と東京は両国の最大都市であり、地域同士の努力が必要だなどと述べた。両者は経済・文化などで交流を図り、日ロ関係の強化で一致した。知事は来月のプーチン大統領の来日で日ロ関係がより熱くなれば良いなどと述べた。大使は知事にクレムリンが描かれた織物を知事に贈った。
◆小池知事 観光客↑へ作戦会議。
 11月に東京で統計開始以来初の積雪。浅草の外国人観光客は貴重な光景に喜びの声。こうした外国人観光客をさらに東京へ呼び込むための会議が行われた。有識者はネットでの情報発信の有効性を主張した。東京五輪開催を控え、今年度中に観光振興の実行計画をまとめる予定。

佐久間象山の提言

<今日の江戸学トピック>
天保13年(1842)11月24日、幕末、一貫して開国論を唱え続けた天才・自信家である信濃松代藩佐久間象山が防衛に関する調査報告書「海防八策」を同藩藩主で江戸幕府老中の真田幸貫(ゆきつら)に上申。象山は洋学に理解がある開明派として知られていました。アヘン戦争後の海外事情を研究し作成された「海防八策」には「オランダより船を買い教官を招き、強力な海軍を編成する」などの具体的な提言が盛り込まれていた。その後象山は洋学の修業が必要なことを痛感し、オランダ語を習得。嘉永4年(1851)には江戸に移住し、塾を開き、吉田松陰勝海舟坂本龍馬らを育てた。