佐久間象山の提言

<今日の江戸学トピック>
天保13年(1842)11月24日、幕末、一貫して開国論を唱え続けた天才・自信家である信濃松代藩佐久間象山が防衛に関する調査報告書「海防八策」を同藩藩主で江戸幕府老中の真田幸貫(ゆきつら)に上申。象山は洋学に理解がある開明派として知られていました。アヘン戦争後の海外事情を研究し作成された「海防八策」には「オランダより船を買い教官を招き、強力な海軍を編成する」などの具体的な提言が盛り込まれていた。その後象山は洋学の修業が必要なことを痛感し、オランダ語を習得。嘉永4年(1851)には江戸に移住し、塾を開き、吉田松陰勝海舟坂本龍馬らを育てた。