マスコミの「生活」はずし。偏向マスコミは国民を誘導しているのか。いつまで大本営発表するのか。

 このところ、NHK・民放、大新聞挙げて、自民・民主に加え、「第三極」をやたらと持ち上げて大騒ぎしていることに違和感を覚えている。昨夕のラジオNHKでは、民主・自民・「第三極」の報道ばかりだった。だが、いったい「第三極」などという実体は存在するのか。解散前の第三党は衆議院に37議席をもつ「国民の生活が第一(略称:生活)」であり、あとに公明党19、共産9と新党きずな9、そして社民6・・・と続く。「第三極」というのは、「日本維新の会」のたった7議席にすぎない。マスコミが37議席も持っている第三勢力「生活」を無視して、7議席の「第三極」を祭り上げるのには、国民をある方向に意図的に誘導しようとしているとしか思えない。以前からマスコミは共産党の主張を国民から覆い隠していることには気づいていた。今はそれに加えて、37議席の「生活」を無視している。筆者は「生活」、共産党、いずれのの支持者でもないが、異様な感じである。
 マスコミがそろって、これほどまで露骨に「生活」を無視し、国民の目から覆い隠そうとしているのはなぜなのかよく指摘されるように、記者クラブ制度を廃止してTV局・大手新聞社の既得権益を剥ぎ取ろうとした小沢一郎氏に警戒しているからなのだろうか。それとも、小沢氏が大増税に反対し、その前にまずは官僚機構の既得権(特別別会計・天下り関連法人禁止して地方分権財源とするなど)を剥ぎ取ろうとすることに、官僚が反対しているからだろうか。両方なのだろうか。あるいは、他にも理由があるのかもしれない。小沢嫌いの象徴である。
 どんな理由があるにせよ、読者が新聞を取り、視聴者がテレビを見るために料金を払うのは、嘘を聞きたいからではなく、事実を知りたいからである。昨年、原発事故に関連する報道を通して、私たちは日本のマスコミ、特にNHKと民放と大新聞がいかに国民を欺いて来たかを知った。(もし原発情報がほしいなら東京新聞中日新聞がよい)彼らは今度は選挙という国の方向を決める大事にあたっても、国民に事実を隠蔽し、誤導しようとしている。まさに、大本営発表である。ヤフーみんなの政治比例区の投票先は、今日現在「生活」が20%で自民を抜き、トップ。聡明な国民は情報を入手しているのかも。