シャープ混迷 漂流する液晶王国鴻海・iPadは救世主となるか(日経e新書)(日本経済新聞社 編)

シャープが迷走している。過去最大の赤字見通しを発表し株価が急落、62年ぶりの希望退職には想定の1.5倍の従業員が殺到、資本不足も囁かれ始めた。一方で再建をかけて打ち出した台湾・鴻海との提携交渉は難航。経営トップの相次ぐ交代で提携協議が混迷し、社内には鴻海を敵視する空気も。米アップルが新型iPadにシャープ製液晶パネルを採用するなど希望も見えるが、果たしてそれが同社を救うのか。同社に残された時間は少ない。日本経済新聞で連載したルポ迫真「シャープ混迷」と「シャープの決断 危機の電子立国」などを収録。シャープの現在に肉薄した電子書籍「日経e新書」シリーズ。価格:350円 (税込)