疲れた週末。「流されやすい心理」。今日の軍師官兵衛は。

◆夕方自宅に戻る。ここ4日間母の世話で過ごす。今日は買い物に出かける。また、デイに行かない日の弁当の手配も行う。疲れて自宅に戻る。両足のの太ももも、草取りの影響もあり、パンパンの状態。まさに、運動不足を露呈。明日から母一人の生活が始まる。少し不安もあるが、頑張ってもらうしかない。また週末介護の生活が今週から再開ですね。

◆『流されやすい心理・・・風をよむ』(2014年4月20日放送 8:00 - 9:54 TBS「サンデーモーニング」より)
 STAP細胞論文の共著者で、小保方晴子氏を指導した理化学研究所笹井芳樹副センター長が会見を行った。発表当初は、「生命科学の常識をくつがえす発見」「割烹着を愛する30歳の理系女子」などとメディアに取り上げられ、実験の内容以外にもそのファッションや人となりまでもが注目を集めた小保方氏だが、論文の不正の烙印を押され、世間の厳しい視線にさらされることになった。一方、ゴーストライター問題が話題となった佐村河内守氏は、問題発覚前は「現代のベートーベン」などと賞賛されていたが、嘘が露見したことで一転して厳しい非難を浴びることとなった。
 過去にも、旧ライブドア元社長の堀江貴文氏のように、世間から注目を浴びながら一連の騒動で失望を買ったケースもあった。また、2013年秋の阪急阪神ホテルズなどの「メニュー表示偽装問題」も過熱したグルメブームが背景にあったことは否めない。こうした事件は、「物語消費の行き着く先に思考停止し、神話を受け入れてしまう」という物事の本質よりも見た目・話題性・物語性に走りやすい日本社会特有の問題であると上智大学碓井広義教授は指摘する。例えば原発安全神話は、所詮神話は神話でしかないことが原発事故で明らかになった。さらに、右肩上がりの経済が社会全体の幸せにつながるという成長神話の一方で、格差など様々な問題が生まれてきた。
 見かけの印象や話題性に目を奪われ、物事の本質を見誤るのはなぜか。上智大学碓井広義教授は、「人間はある空気ができるとなんとなくその空気になじんでしまう。一度植え付けられた印象はなかなか後からひっくり返すことは難しく、本質的な部分はどうなっているかを自ら問いなおすことをしない」と分析する。さらに碓井教授は、「憲法改正集団的自衛権など、なんとなく雰囲気でいいのではないかと安易に判断して流れていく傾向があるが、今という時代ほど自分で考えることが必要な時代はない」と述べた。岸井成格氏は、「メディアの立場でいうと、プロとアマ、偽物と本物の区別がつきにくくなっている。急いで結論を出そうとするところがある」などとコメント。金子勝氏は、「ブームが作られて本質を見失うのは、ブームでなくなった後の事後処理の問題。記者会見をすれば権力に近い人ほどすくわれ、こういう構造があるかぎり無責任社会が助長される」などとコメント。大崎麻子氏は、「自分で考え、判断するためには教育が重要。科学的な思考能力や根拠を示すことは訓練を経て伸びていくので、そういう学びを可能にする環境への投資が教育における政治の役割」などとコメント。浅井愼平氏は、「現実に合わせていく人生で、人間の本質を考えることが少なくなっている。他者に決定された価値観に乗っていかなければいけない時代になっている」などとコメント。寺島実郎氏は、「何が本質なのかを見せるのが大人だが、判断が緩んできている。物事の本質を考えるのはこういうことだと大人が見せないと、若い人たちがウケればいいんだという流れに引き込まれるのは大人の責任」などとコメントした。

◆「軍師官兵衛(16)上月(こうづき)城の守り」
調略で播磨分断に成功した毛利は5万の大軍で、打倒秀吉(竹中直人)の兵を起こす。官兵衛(岡田准一)は、毛利から奪った上月城を守備する山中鹿介別所哲也)を救おうと謀略の限りを尽くすが、城は孤立する。信長(江口洋介)は播磨に援軍を派遣するが、秀吉を嫌う武将たちの動きは鈍い。そんな中、敵に回った兄・櫛橋左京進金子ノブアキ)を説得するため光(中谷美紀)が無謀にも単身、志方城に乗りこむという事件が起きる。



<今日のトラックバック
・「東京ディズニーランド開園記念日。「皆既月食』」http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20140415/p1

<昨年の今日>
・昨日の巨人勝利の原因をどう見るのか。『100%』(ジェームス・スキナー著)に学ぶ結果の原因をどうつくるのか。http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130420/p1