ワシントンで約3000本の桜満開。59年ぶり 米・キューバ首脳が会談。

<今日の雑感>
◆ワシントンで約3000本の桜満開。
 ワシントンでは1912年に当時の東京市長から贈られた約3000本の桜が見頃を迎えている。寒波の影響で開花が遅れたが満開となった。日本でも関東地方は葉桜になったが、これから北上し、福島、宮城、岩手へ。そして5月のゴールデンウィークで満開になりそうである。例えば、弘前城公園の桜は見事である。
◆JR山手線・京浜東北線 約9時間半後 全線運転再開。
 今朝JR秋葉原駅近くの支柱が倒れ、山手線・京浜東北線のダイヤが乱れたが約9時間半後に全線で運転再開された。JR東日本は会見で、おととい夜に柱が傾いているのを確認し明日夜に改修工事を予定していたとのこと。山手線・京浜東北線は現在も大幅な遅れがでているが、明日の始発から通常運行を予定している。
 今日は関東地方は、久しぶりに好天に恵まれた。九州から雨模様であり、関東地方も明日からまた雨模様。今週木曜日あたりから、気温もあがり、ようやく冬物の入れ替え時期を迎えそうである。
<今日のニュース>
◆59年ぶり 米・キューバ首脳が会談。
 キューバ革命をきっかけに対立してきたアメリカとキューバが11日、パナマで59年ぶりに首脳会談を行った。カストロ議長はテロ支援国家指定の解除を要求したとみられ、オバマ大統領は会談後の会見で「キューバアメリカの脅威ではない」と述べ、国交正常化交渉を進める考えを示した。このニュースに関して、寺島実郎さんは、オバマ大統領にとっては中間選挙の敗北で外交成果が求められ勝負に出ている、アメリカが米州機構の中で孤立していたという背景もあるなどと指摘した。

◆『「辺野古」会談平行線、変わる日本の安全保障。』(2015年4月12日放送 8:30 - 9:54 TBS「サンデーモーニング」より)
 日本の安全保障に関して、安倍首相の訪米に合わせて、翁長雄志知事も基地移設反対の考えを伝えるために訪米するとみられる。寺島実郎翁長雄志知事について、日米同盟の大切さを認識している、基地移設の見直しについては固定観念にとらわれるべきでないと主張しているなどと紹介した。大宅映子は知事について、自民党出身者だからこそ有効な対案の提案と実現に期待したい、政府がこれまで会おうとしなかったことは大人げないなどと答えた。目加田説子氏は、アメリカの立場が変化しつつあり日本も注視すべき、固定観念にとらわれるべきでないなどと答えた。谷口真由美氏は、「上から目線」との知事の言葉は本土の国民全体に向けられている、国民は無関心でいるべきではないなどと答えた。寺島実郎さんはアメリカの発言について、ガイドライン集団的自衛権の問題を強調して自衛隊の協力を規定事項にしようとしているなどと話した。
◆『風をよむ 戦後70年 “慰霊の旅”。』(2015年4月12日放送 8:30 - 9:54 TBS「サンデーモーニング」より)
 9日に天皇皇后両陛下は戦後70年を迎えるにあたりパラオペリリュー島を訪れ太平洋戦争の戦没者を慰霊した。1914年に日本はドイツ領の南洋群島を占領。1920年には国際連盟から委任統治を認められ、その後1万5000人を越える日本人が移住、日本語の授業も行われた。しかし太平洋戦争が始まると南洋群島は激しい戦場に。日本軍約1万人はほぼ全滅した。両陛下は戦争で犠牲になったすべての人を追悼したいという思いからアメリカ軍の慰霊碑にも花をたむけられた。昭和天皇は全国に巡幸したが沖縄訪問は果たせなかった。そこで1975年皇太子時代に沖縄を訪問。その後も慰霊の旅を続けた。太平洋戦争の激戦地となったサイパンで多くの日本人が身投げした断崖で両陛下は深々と一礼した。
 大宅映子さんは天皇陛下の言葉が胸にしみると述べた。また日本人は歴史を風化させる以前に戦争のことを知らなさ過ぎると述べた。また、岸井成格さんは日本人は内省を込めて戦争を二度と起こしてはいけないと思うことが重要であると述べた。また戦後生まれの国会議員が9割以上いる中で憲法改正が叫ばれていることに陛下は危機感を抱いているのではないかと述べた。

<4月12日生まれの先人の言葉>
秋山真之
 ・明晰な目的樹立、 狂いのない実施方法、そこまでは頭脳が考える。しかし、それを水火の中で実施するのは、頭脳ではない。 性格である。平素、そういう性格を つくらねばならない。
 ・戦略戦術を研究しようとすれば、 海軍大学校におけるわずか数ヶ月の課程で事足るものではない。必ず古今海陸の戦史をあさり、 勝敗のよって来たるところを見極めさらには欧米諸大家の名論卓説を味読して要領をつかみ、もって自家独特の本領を要す。
 ・戦いには戦術が要る。戦術は道徳から開放されたものであり、卑怯もなにもない。
 ・成敗は天に在りといえども、人事を尽くさずして、天、天と言うなかれ。
 ・人間の頭に上下などない。要点をつかむという能力と 不要不急のものは切り捨てるという大胆さだけが問題だ。
●藤田近男(元キユーピー社長)
 ・22年間にわたって社長を務めましたが、いつも感じていたのは人材育成の大切さです。結局、仕事は人であると。
 ・結局、仕事は人であると思って進めたのが、分社経営です。100人で1台の神輿を担ぐなら、3人がぶら下がっていてもばれない。10人で担ぐ神輿を10台作れば、1人がサボるとすぐにわかる。それに10人の神輿なら自分の貢献度も実感できます。組織の歯車にすぎないと思えば、自分で考えることをしなくなる。責任と権限を与えられれば、それぞれが創意工夫をするでしょう。
 ・人材育成には時間がかかります。それに反論の余地のない根拠を示してやることも大切です。