わしは植物の精だよ。(牧野富太郎)

<今日のニュース>
箱根山 大涌谷の隆起続く 国土地理院が解析。
 火山活動が活発化している神奈川県・箱根山について、国土地理院が衛星のデータを基に解析を行った。結果、立ち入りが規制されている大涌谷の狭い範囲では、地面の隆起が続いているとみられることが分かった。国土地理院では“火山活動が活発になったあとも隆起が続いていることが確認された”としている。
西之島 1年半で面積 約13倍に
 1年半で面積が約13倍となった西之島について、海上保安庁によると引き続き噴火や溶岩の流出が確認されているという。海面の変化も確認されていて、島の南西の沖合およそ10キロの海域では海面が薄い黄緑色に変色しているのが分かり、調査に同行した野上健治教授は「変色が見つかった海域は水深が1000メートル以上と深く、西之島周辺の浅い海域で火山ガスなどと反応して変色した水が、潮の流れなどで流されて来たのではないか」と話している。西之島では海水の変色が確認されると、その後溶岩の流出が活発になる傾向がある。

<5月22日生まれの先人の言葉>
●広瀬淡窓
 ・人材を教育するのは善の大なるものなり。
 ・鋭きも鈍きも共に捨て難(がた)し錐(きり)と槌(つち)とに使い分けなば。
牧野富太郎
 ・わしは植物の精だよ。
 *牧野冨太郎記念館・牧野植物園 http://www.makino.or.jp/gaiyo04.html
  高知城近辺の中心部から南東の桂浜の方へ5kmほど行くと、五台山という丘陵全体が公園になった山がある。その中のかなりの部分を占めて広大な「牧野植物園」が広がっている。植物園に入ると大勢の人が来ており、ここの人気の高さがうかがえた。「植物園を造るなら五台山がええ」と90歳を超えた日本植物分類学の父・牧野博士の一言で、博士逝去の翌年,昭和33年に開園したそうだ。平成11年には園を拡張し「牧野富太郎記念館」が新設され、その後も新温室など施設拡張をし、今日に至っている。園内には1500種、13000株の植物が植えられていると言い、開園当初は観光植物園としての色彩が濃かったが、現在は有用植物に関する多くの研究者を擁し、世界的研究機関としての地位を築きつつあるそうだ。
 斬新な円形の建物が二つ(本館と展示館)あり、これが「牧野富太郎記念館」である。本館には五台山の自然展示や映像ホール・図書室や膨大な量の牧野文庫等があり、展示館の中には牧野富太郎氏の生涯の歩み・業績などについて詳しく紹介されている常設展示室とその他の企画展示室がある。特に、少年期から晩年期まで年代別に博士の歩みと業績を展示しているコーナーは非常に内容が充実していた。植物研究一筋に生きた博士の人生を実物資料や映像で展示おり、十代の頃の植物学の書物の写本や精密の極限ともいえる植物画などは、学問にかけた博士の情熱が伝わってくる。また晩年の博士の書斎「ようじょう書屋」の再現ジオラマなどの展示もある。
 植物学者として世界的にも名を知られるようになり、帝国大学理科大学の助手、そして講師になり、研究や著作を重ね、65歳で理学博士の学位を受け、78歳で「牧野日本植物図鑑」を刊行している。94歳の生涯を終えた翌年、文化勲章を贈られている。植物研究に捧げた一生である。
中村修二
 ・徹底して考え抜いた末に生まれる「独創性」と、最後までやりぬく「粘り」を持つこと。この両輪なくして、大きな夢を実現させることはできない。
 ・自分を変えるチャンス、自分をのばすチャンスはいくらでもあります。

◆巨人戦スコアボード速報(22日・ナゴヤD)
 ベテラン高橋由が接戦に決着をつけた。2−2の同点で迎えた9回、巨人は阿部、寺内のヒットなどで1死二、三塁の勝ち越し機。ここで代打矢野に代わる代打高橋由が田島から右前へ運んで1点勝ち越し、さらに長野の内野ゴロでもう1点を追加した。
 先発ポレダは中日打線に7安打されながらも粘り強く投げて8回を2失点で5勝目。最後は沢村が締めて15セーブ目を挙げた。