明日の成人の日を前に、全国で暴れる新成人。今日から始まった大河ドラマ真田丸「船出」

◆今日から始まった大河ドラマ真田丸「船出」。
 天正元年(1572年)に巨星・武田信玄が亡くなった後、息子・勝頼が継いだ甲斐(山梨県)の武田家は、北は上杉景勝、東は北条氏政、南は徳川家康、西は織田信長が率いる列強に囲まれながら、勢力奪回の機会をうかがっていた。
 このドラマは天正10年(1782年)からはじまったった。西の要であった勝頼の義理の弟・木曽義昌が織田に寝返ると、信長は一気に武田を攻める。武田軍の柱だった穴山梅雪も寝返り、武田家の危機の大きさを感じた真田安房守昌幸は、武田の拠点になっていた新府城を出て上野(群馬県)の岩櫃城へ逃れることを提言する。
 だが勝頼は甲斐にこだわり、真田家の人質を免じて彼らだけ岩櫃城へ向かわせた。その後、勝頼はさらに小山田信茂の裏切りに遭う。武田家の終焉というひとつの時代の終焉が訪れる中、真田昌幸とその家族たちは寄り添いながら、小さな小舟のように、戦国という荒海に漕ぎ出す。まさに、荒海への「船出」である。

<今日のニュース>
◆明日は成人の日、昨日成人式が行われたところもある。福岡・北九州市では「成人らしい服装」での式典への出席を呼びかけたものの、今年もド派手な衣装が目立っていた。毎年、新成人を励ますパフォーマンスが話題の熊本・阿蘇市の佐藤義興市長は今年、AKB48の「365日の紙飛行機」を歌うなどして会場を盛り上げた。一方で、茨城・土浦市では改造車両で会場敷地に入ろうとする様子が見られた。また、富山県高岡市での成人式では、市長が挨拶をしていた時に参加者がマイクを奪ったり、複数の男がステージに駆け寄ったりと会場が一時騒然となった。他にも複数のグループが大声を上げたり、ステージの前に詰め寄ったりと式の進行を妨害した。高岡市の市長は「大人の自覚のない方々には心から反省を求めたい」と述べた。静岡・湖西市では成人式会場に車で乗り付けた新成人が歩行者2人をはねて逮捕された。はねられたのは孫の晴れ姿を見に来た60代の夫婦で頭を打って重症となっている。