不安がよぎる。27日まで

◆最近、不安がよぎる江戸検受験。合格するんだという強い気持ちはあるが、まだまだこの時期にも関わらず、勉強不足が否めない。直前だが、不安が募る。

◆<今日の読書記録>
・江戸博覧強記 ⑩ 読書中
・江戸の災害と復興 ⑤ 読書中
・江戸の災害史 読書中
<今日のチェック>
・幕末ノート
・記述ノート

◆「死にたくば 信濃にござれ 善光寺 土葬水葬 火葬までする」。弘化4年(1847)、善光寺の御開帳で賑わう長野で大地震発生。家屋倒壊、出火、土石流、山崩れによる堰止湖の決壊で約1万人が死亡する惨事に。だが当時すでに築140年だった善光寺本堂は揺れに耐え、参籠中の信徒は無事生還。 (善光寺地震

◆元文4年(1739)10月7日、宮古路豊後掾(みやこじぶんごのじょう)が広めた浄瑠璃豊後節が江戸で上演禁止。豊後節は歌舞伎の曲調に合った独特の節だったため、民衆の間で大流行。京都からのちに江戸へ下って一派を成していました。豊後節は絶大な人気を得て、風俗にも多大な影響を与え、駆け落ちや心中事件の増加は豊後節の悪影響からという見方が強かったそう。まず市村座豊後節浄瑠璃が禁止になりましたが、この日、江戸の町年寄から正式なお達しが出て、全面禁止に。しかし豊後節の存在はのち新浄瑠璃の清元、常磐津などの成立に欠かせないものとなりました。

◆2016年9月29日放送 22:00 - 22:54 テレビ東京カンブリア宮殿
「緊急出演!小池百合子 知られざる全貌に迫る。いま大注目の東京都知事 独占密着!小池百合子
 小池百合子は好きか嫌いか都民100人にアンケート。結果は決断力を評価する声が圧倒的に多かった。自宅を取材した。省エネ・エコに配慮した暮らしを実践している。動く日よけなどの工夫でエアコンはほぼ使わないという。部屋の片隅に都政大改革と書かれたフリップがあった。
 今は就任したばかりで、今のうちに色々な仕込みをしておこうとし忙しいという。村上は高度成長期は特殊だったとし、小池は戦後の成長期のままでやってきたからビジネスモデルが政治の方で変わってないとした。今回都知事になり都政を変えるチャンスにしたいという。おっさん政治と対決ではなく都民ファーストで職員には私を使えといい、変えられなかったところを変えようとしているという。
 小池百合子の原点はテレビ東京にある。WBS初代キャスターを努めた。バブルの真っ只中で翌年には3万9千円近くまで急上昇した。90年にクウェート侵攻が始まるとイラクに飛んだ。カイロ大学を卒業しアラビア語で重要人物のインタビューを実現した。小池をキャスターとして見出したのは当時の報道局長・池内正人である。92年、日本新党が立ち上がり小池は参院選出馬の要請を受けた。細川護煕氏に経緯を聞いた。小池氏とは初対面がWBSでインタビューでつまらない質問をされることがあるが、上手だったという。93年、細川連立政権が発足し影から支えた。細川内閣の退陣後、小沢一郎氏もとで新進党などの結党に参加した。
 小池氏は知られざる大仕事をしていた。80年台まで日本の性風俗の代表格だったトルコ風呂はトルコ共和国とは無関係で、トルコ人留学生のサンジャクリさんは風俗店にトルコの名前を使わないでと呼びかけた。そこに小池氏がいた。小池は新聞社やテレビ局に問題を取り上げるよう掛け合い、厚生大臣に直談判した。元衆議院議員の渡部氏に話しを聞いた。渡部氏は83年に厚生大臣に就任した。渡部氏は全国の業者にトルコを使用しないよう指導し、ソープランドに改称された。小池百合子はトルコ風呂騒動について「サンジャクリさんは留学中に「トルコから来た」と言ったら笑われた。最初は歓迎されていると思ったが、おかしい対象だと知って、がっかりした。日本がもしその立場だったらみんな怒るじゃないですか。大部分の人が当たり前と思っていることも、「そうかな?」と思って見てみると新しい部分が見えてくる。「クールビズ」も同じ」と話した。またコロコロ政党が変わるという街頭の意見について「コロコロ政党がなくなる。離党したのは「保守党」から「自民党」へ入る時だけ。日本新党ベンチャーだからこそできることがあると思って参画した」と話した。さらに村上龍が非メジャー好きと指摘したことについて、WBSのキャスター時代を振り返り「みんなが同じことを追いかけているのは私にとっては気持ちが悪い」と話した。
 小池百合子は、1952年兵庫県芦屋市の生まれで、父勇二郎は石油卸会社を経営していた。父は「島国が生きていくには世界とのつながりが不可欠」と話していた。やがて勇次郎は政治活動に入れあげるようになり、石原慎太郎を支援した。また母である恵美子は「結婚を人生の目的にしちゃダメ。いつでも自分の足で歩けるように」と話していた。小池は関西学院大学を中退しエジプトのカイロ大学へと渡った。その理由について著書の「自宅で親を看取る」(幻冬舎刊)には「退路を立ちたかった」と綴られていた。小泉純一郎郵政選挙時でも東京都知事選出馬も「崖から飛び落りるつもりで」などと発言し、自らの退路を立ち挑んでいた。小池百合子は母に「人と同じ道を行ってもそれが安全だとは限らないと言われた。まだ誰もやっていないことにも「ファーストペンギン」になって飛び降りる。いつもブルーオーシャンを目指して最初に飛び込む。そのうちブルーオーシャンも赤く染まる時が来るので、また次のブルーオーシャンに行く」と話した。
 小池百合子は多忙なスケジュールの中、リオパラリンピックの会場を見て回った。女子車いすラソンで惜しくも4位だった土田和歌子選手について小池は「東京大会での雪辱に置いておきましょう」と話した。一方その頃、日本では豊洲市場問題が浮上していた。羽田空港に帰国した小池には、それ以外にも「オリンピック予算の適正化」「待機児童の解消」「給与報酬の改革」などを進める必要があった。自民党都連内田茂前幹事長は築地延期について「わからないよ、向こうが言ってることだから」と話した。
 自民党など都議会議員127人に対して小池百合子都知事の政策を支持するかどうかアンケート調査を行った。豊洲市場問題などに関する質問に自民党60人からは紙1枚のみの回答だったことについて小池百合子は「ケースによって自民党本部から「答えるな」とお達しが来る。他の党は率直に書いている」と話した。自民党など都議会議員127人に対して小池百合子都知事の政策を支持するかどうかアンケート調査を行った。豊洲市場問題について小池は「専門家に判断してもらう。いろんな意見や知見を分析している」と話した。また自民党都連について「都民のために一緒にできると思う」と話した。さらには自身に対する期待について「期待値が下がった時に次どうするかを考えておく」と話した。小池百合子は「知事としてまい進するのみ。日本ほど女性のリーダーが政治の世界に少ない国はない。女性が女性がなんて言っている間は日本は駄目」と話した。
 村上龍は編集後記として小池百合子について「都知事は、スタジオのメイクルームで、昔なじみのヘアメイクさんと嬉しそうに言葉を交わし、収録では、番組へのサービスもあったのか、何度か都政を企業体に例えた。「企業も同じだけど、成功体験に依存すると駄目になるでしょう?」だが政治と企業活動には明確な違いがある。企業には利益が必要だが、政治の役割は適正で冷徹な資源配分である。逆に共通するのは説明責任を含む公正なガバナンスだ。リスクを自覚し誰よりも早く崖からジャンプする「生来のファーストペンギン」の小池都知事にはその十分な理解があると思いたい」と話した。

◆地下空間は都側による提案と訂正。
 都議会の集中審議がきのうに続いて開催。豊洲市場について公明党・大松成議員が平成20年12月の技術会議で地下空間を設ける案を技術会議が独自提案していたとする内部調査報告書について、技術会議ではなく都側の提案だったのではないかと指摘。小池都知事は「答弁が十分でなかったというのは本当に残念・遺憾としか言いようがない」「ここは市場の部局そのものが問われていることだと思うので、しっかりと都民や議員に対して正確な情報を伝えるようにしてほしい」など述べた。石原慎太郎都知事に対しては「まさしく当事者。当事者から経緯を伺うことは貴重。」「様々な市場に関する疑念についてお答えいただければ」など述べた。また、集中審議では共産党都議団の可知佳代子都議が新市場の3つの主要な建物の工事について最初の入札が不調に終わったあと、予定価格が一気に400億円引き上げされ、落札率も平均99.87%と談合の疑いが濃厚と指摘。また、自民党・清水孝治議員が新市場の1日あたりの運営コストとして警備・設備保守などが約3690万円、電気・水道などの光熱水費が約340万円かかることなど説明。東京都はきょうから築地市場の仲卸業者などの相談に応じるための窓口の職員を増員して対応。新市場で新たに整備した設備などに対するとの補助金は市場移転後に使用状況を確認してから支払われる。