今日は日曜日。

<江戸博覧強記をよむ④>
● 落語において 天和,貞享から元禄にかけて三都で活躍した人がいます。それぞれ誰でしょうか。・・・江戸 ー 鹿野武左衛門、京都 ー 露の五郎兵衛
大坂 ー 米沢彦八
● もとは大工の棟梁で 落語中興の祖と呼ばれたのは誰ですか。・・・烏亭(立川)焉馬
● もと櫛職人の京屋又五郎名跡江戸落語の様式といった意味で 現在に続く落語家第一号は・・・三笑亭可楽
天明のころ落語復活の機縁をつくり 落語中興の祖と呼ばれたのは誰ですか。・・・烏亭焉馬
● 道具や人形を応用する怪談噺の元祖とされる落語家は・・・林家正蔵
● 世話物 侠客物の始祖といわれ、大名家を悪しざまに非難したために逮捕・死罪となった講釈師は・・・馬場文耕
● 馬場文耕は時事問題を取り上げ宝暦5年(郡上一揆)を口演し、大名批判をしたため逮捕・死罪となった。
● 人物の声色を使い分け とりわけ職人に人気のあった講談師は・・・東流斎馬琴
● 落語は(話す)ものであるのに対して 講談は(読む)という。
三国志や軍記物を読み あくまで御記録をつらぬいて、将軍家斉にも召されたのは・・・伊東燕普(えんしん)
文久期 当時の趣味人・戯作者・歌舞伎役者・落語家が一堂に会し、流行した会は・・・三題噺の会

<今日の江戸学トピック>
◆江戸では今日は隅田川の川開き。8月28日まで両国の夕涼み期間としていました。そしてその川開きに初めて花火が打ち上げられたのが享保18年(1733)5月28日。これが今に続く隅田川花火大会のルーツです。凶作とコロリ(コレラ)の流行による死者の慰霊と病魔退散を願った。