連休二日目

◆連休二日目。孫が遊びに来る。

<今日の江戸学>
◆今日は人日。七草かゆを江戸時代には食している。今日もその習慣が残っている。
<今日の京都新聞
◆西の鯖街道、現況と歴史たどる 京都の施設が本に(京都市北区
 京都市右京区京北のあうる京北を管理運営する京都ゼミナールハウスは「峠越え―西の鯖街道」を出版した。京都から北桑田を通り若狭へ抜ける街道筋や周辺の50近い峠道を歩いてまとめた。峠道の現況のほか、随所に歴史や逸話、かつての生活ぶりを盛り込み、過ぎ去った時代がしのばれる内容になっている。ゼミナールハウス創立40周年記念事業として出版した。当初は、同ハウス友の会だよりに元教師小畑登さん(故人)が1994年から約10年間にわたって連載した「若狭街道探訪」を再録する予定だったが、20年以上が経過したため、小畑さんと一緒に街道筋を歩いたという元教師小畑正彦さん(64)=南丹市美山町=が峠を再び歩いて加筆修正した。主な西の鯖街道には小浜街道や高浜街道舞鶴街道などがあり、街道につながる峠道も数多い。最も往来が盛んだったのが小浜街道で、北区鷹ケ峰から京見峠、真弓から縁坂峠を越えて京北に入り、深見峠から美山町知井坂、若狭に抜けるルートと、鶴ケ岡から堀越峠を越えるルートがある。旅籠(はたご)や牛のつなぎ場があり宿場として栄えた真弓の歴史や、縁坂峠には片側に切り通しの石垣があり、そばに頭だけの地蔵が残る現状を紹介する。他の街道筋や峠道も同様にそれぞれの地の今の様子や歴史が記してあり、読み進むうちに実際に峠道を歩いているように情景が浮かぶ。A5判174ページ。千円(税込み)。問い合わせは、あうる京北075(854)0216。(http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20180106000059

≪今日の京都通≫
◆東寺の仏像の中で、空海が直接指揮をとって造営された仏像はどれか。
 ア、薬師如来坐像 ( 重文 )  イ、兜跋毘沙門天立像 ( 国宝 ) 
 ウ、弘法大師坐像 ( 国宝 )  エ、不動明王坐像 ( 国宝 )
<解答>  エ、不動明王坐像 ( 国宝 )
<解説>  不動明王坐像 ( 国宝 ) を中心に、隆三世 ( ごうさんぜ ) 、軍荼利 ( ぐんだり ) 、大威徳 ( だいいとく ) 、金剛夜叉 ( こんごうやしゃ ) の五種類を合わせて 「 五大明王 」 と呼び、その姿は五智如来が煩悩に惑う人々を救うために化身したものである。空海が講堂内部に描いた立体曼荼羅真言密教における仏の世界を立体的に描いたもの ) の左側の一群をなす。講堂内部にある21体の仏像の中でもほぼ完全に創建当時の状態を保っており、空海が指揮をとって造られたと考えられ、最も古い時期に属する明王像の一つである。
  薬師如来坐像 ( 重文 ) は東寺の本尊であり、康正 ( こうしょう ) によって桃山時代に造られた。兜跋毘沙門天立像 ( 国宝 ) は、平安時代に作者は不明ながら羅城門の上にあったとされ、現在は東寺の宝物館に安置されている。弘法大師坐像 ( 国宝 ) は大師堂 ( 御影堂 ) に祀られており、運慶の四男とされる康勝 ( こうしょう ) によって鎌倉時代に造られた。(2級)
◆京都の冬の風物詩の大根焚きとともにゆず御飯を振る舞う寺院はどこか。
  (ア)了徳寺 (イ)千本釈迦堂 (ウ)鈴虫寺 (エ)三寳寺  (【第14回2級54】)
 <解答>  (エ)三寳寺  
<解説> 「ゆず御飯」がキーポイントでしたが、問題文に「鳴滝」とかいれて了徳寺へのミスリードを狙うとか、ヒントとして「洛陽十二支妙見めぐりの戌の寺として知られる」みたいに新情報入れるというのもアリだったかもしれません(何視点だ)。

≪今日の江戸検≫
◆笠森お仙(江戸の女性)
 笠森お仙
 向こう横丁の お稲荷さんへ
 一銭あげて
 ざっとおがんで お仙の茶屋へ
 腰をかけたら しぶ茶をだして
 しぶ茶 よこよこ 横目で見たらば   
 米のだんごか 土のだんごか
 おだんご だんご
 このだんごを
 犬にやろうか 猫にやろうか
 とうとう とんびに さらわれた
● お仙の働いている水茶屋の名前は?
 い) 柳屋 ろ) 蔦屋 は) 玉屋 に) 鍵屋 ほ) 難波屋 へ) 高島屋
 <解答> に) 鍵屋
● お仙が手にしている団扇にはある役者の紋が描かれています。その役者の名は? 舞台上で帯が解けとっさに結んだ形が評判となり○○結びとなりました。
 <解答> 瀬川菊之丞(2代目) 紋 → 丸に結綿  帯結び → 路考結び
● 「向こう横丁の お稲荷さん」とは?
 <解答> 谷中 笠森稲荷  笠森 ⇔ 瘡守 (梅毒=瘡にご利益)
● 「米のだんごか 土のだんごか」と歌われていますが 何のこと?
 <解答> 病の平癒を願掛けする時 → 土の団子(黒)  願いが成就した時     → 米の団子(白 米粉)
● お仙とともに 三美人(明和)と言われる他のふたりは?
 <解答>  蔦屋 およし 浅草寺表参道、 柳屋 お藤  浅草寺奥山楊枝店(「用事ないのに用事をつくり 今日も朝から二度三度」)
● 寛政の三美人は?
 <解答> 寛政の三美人
   難波屋 おきた (浅草寺随身門前)、 高島屋 おひさ (左下 両国米沢町)、菊本  おはん (芝神明前)。 中央は 富本豊ひな