まだ雪が残っています。

 一昨日夜から、昨日の早朝まで東京でも雪が降りました。仕事帰り、自宅近くに着くと降り始めており、あっという間に白く染まる街並みに、綺麗だなと思っていましたが、いざ昨日出勤すると、路面は凍っており、その中へ踏み出すと、雪に不慣れな私の足は右に左に落ち着きがありませんでした。場所によっては電車も運転見合わせとなったり、バスが遅れたところがありました。東京というのは、意外に自然(雪)に弱いものです。
 年末の流行語大賞の候補に「帰宅難民」という言葉もありましたが、確かに震災時や台風や今回の雪と、交通機関がマヒし、足を奪われることが続いた感じします。そして首都直下型地震がきたらどうなるのでしょう。最悪の状態を考えて対策をとっていかなければなりません。
 昨年の悲惨な東日本大震災そして原発事故をまだまだ解決していない。単なる復旧でなく、新たな創生である復興再生にしなければならない。そして、効率性や機能性のもとに自然を破壊してきたわれわれ人類への反動であろう。気候ひとつをとっても、自然の力は大きい。破壊してきたツケと簡単に片づけるわけにはいかない。それを乗り越え、自然と共生し、我々は生きていかなければならない。でも、自然の怖さを再認識した。残っている雪をみた今日の感想である。