私の読書術・・・学びは読書術。「ビジネスマンのための「読書力」養成講座 」

 興味ある本がみつかったらだらだら読まず、斜め読みでも目標日(2日か3日が目安)までに読破する (目的は、いつでも読み返せるように目次やトピックだけでも頭に入れておくことです。頭の中に自分の図書館を作っておきます。) 読んで使える!と思ったら業務の中で小さいことから早速実践する(バーバラーミントの「書く技術・考える技術」) の本を読んだ例でいくと、報告メール、案内メールを早速次の日に書いて実践してみる)。小さな経験をつくることがポイントです。おそらく実際手を動かしてみると、本の中の関連する章を読みかえすことになります。その章が自分にとって重要な章です。本当に使えるなと思った本はノートにまとめてみる(まとめてみて整理がつく)。まさに、感想文のーとである。期になるフレーズの抜き書きでもよい。1枚にまとめる技術もつきます。私の場合はエクセルの図解であり、A41枚でまとめています。図解シートは記憶に残るものである。文章より図解の方が記憶に残るものである。
 まさに、学びは読書術です。かつて小宮一慶さんの「ビジネスマンのための「読書力」養成講座 」を感想です。
 ①速読の目的: 知りたい情報を、素早く、限られた時間の中で、できるだけたくさん得るための方法。
論理レベルの低い人が論理レベルの高い本を速読しても理解や解釈が限られます(一瞬の知識となってもすぐに忘れます)。従って、速読は情報ピラミッドの先端部分だけを正確に手に入れていきます。速読のポイントは 1.必要不可欠、必要十分だと思うことをいかに速く手に入れるか、2. 手に入れたことを見直すことができる状態にしているか です。つまり速読は「速く読む」ことではなく「速く手に入れる」ことということですね。
②通読レベル1: 速読では情報ピラミッドの先端部分(ポイント)を拾っていくのに対し、通読ではその全体像をつかむことが目的になります。全体をざっと通しで読んでいって、ある一定の知識を得ることを目的をレベル1、勉強に重点を置いた目的をレベル2と分類しています。通読では、必要な知識を得ながら大枠をつかむことが目的となり、通読レベル2では、それに加えて、ある程度の論理的思考力を深めながら読んでいきます。どちらも読む前から仮説を持っておく。つまりタイトルや目次を見ながら自分なりの結論と根拠を持って読んでいくと理解度が高まります。
③通読レベル2:通読レベル2と熟読が頭をよくする読書法ととらえています。通読レベル2からは、本に線を引いたり、感じたことや思いつきのメモを書き込んだりしながら読みます。マーケティング、会計など深く理解するためには熟読が必要です。個人的に思ったのは、熟読する対象は時間の制約があるためある程度の絞込みが必要と思いました。その絞りこみの結果、深い理解と論理レベルが上がった暁には速読や通読による効果が上がってくるものと感じます。
④熟読: 必ずしも最初から最後まで全部を読む必要はなく、必要なところだけを深堀して読んでいきます。そして熟読は「論理を追ってきっちり読むこと」です。きっちり理解するとは、書いてある他のことと関連づけて考えながら読むことです。つまり熟読の過程にはいろいろな情報を参照しながら読むことが基本です。
⑤重読: 同じ本を繰り返し読む。つまり目的に応じていつでも情報を引き出せるようになっておきたい。
知識のベースや論理思考のベースに応じて、上記の目的を使い分けます。つまり読書も経験が必要ということですね。なるほどと思いました。確かに私自身も無意識の中に速読と通読、熟読、それと重読をしていたと思います。しかしこれらの目的と使い分けをしていなかった気がします。個人的には速読⇒熟読にかけて論理の深さや理解のレベルが上がるので、自分のコアの知識としてきっちり読むものを事前に特定しておき、速読と通読を使い分けながらより広く、ある程度深い情報を手に入れていくやり方を実践してみようと思いました。