今年の桜前線

 今年の桜前線は、3月21日に高知からスタートしました。30日までに、九州では、全ての観測地点で開花が発表され、中国、四国、東海でも咲き始めているところがあります。今年は、寒さが長引き、平年より花芽の生長の遅れている所が多くなっています。ただ、春分を過ぎて日差しが春らしくなってきたこともあり、遅めではありますが花芽は着実に生長しています。この先も、気温はまだ平年より低い日が多くなりそうです。関東甲信の桜は、平年よりやや遅れています。ただ、東京や横浜、甲府では、今日あたりに花開いています。この冬は寒さが続き、桜の花芽が休眠から目覚めやすい環境でしたが、その後も寒い日が多く、花芽の生長は遅れ気味です。ただ、ここ数日は気温が高く、平年を上回る暖かい日もありました。そのため、南部では花芽が赤らみ、今週末にも開花した場所もありました。一方、北部では、寒気の影響により花芽の生長が遅れていたため、開花は来週後半となりそうです。
 いずれも見どころは。来週まつあたりが、花見の季節でしょう。昨年は自粛ムードでしたが、今年の花見は盛り上がるかも。