藤田良雄、井上ふみ

<9月28日生まれの偉人>
◆藤田 良雄(ふじた よしお、1908年9月28日 - 2013年1月9日)は、日本の天文学者萩原雄祐の弟子だが、師の萩原が天体力学の権威として知られたのに対し、藤田は天体物理学で大きな業績をあげた。
 低温度星の分光観測を長年続け、日本の天文学界に「低温度星学派」をつくりあげた。恒星分光学を中心に革新的な業績を収めた。2009年7月22日に硫黄島近海で船上から皆既日食を観測した。
◆井上 ふみ(いのうえふみ 、1910年9月28日 - 2008年10月12日)は、日本のエッセイスト。作家、井上靖の妻。 京都吉田山に生まれる。同志社女学部から専門部英文科に進むが、病気のため中退。1935年、当時京大の学生だった井上靖と結婚。91年夫の死去により井上靖文化財団理事長。その後、5冊のエッセイを刊行した。

久恒啓一さんの図解コミュニケーションから>自分に対して
・「考える」ということ。大きく深く考える。図を描くということは、全体像をとらえることであり、1つ1つの内容に対してフォーカスすることの両方である。実際に手を動かして図を描くことで考えが見えてくるのかしれない。図を見返してみると、全体像があり、1つ1つのパーツがあって、まさしく全体と詳細が組み合わさっている。
・図を使わないで考えている場合、実は考えたつもりになっているだけで、まだまだ考えるべき余地が残されているのに、その余地が存在することにさえ、気付けていない。  
・何かを文章で理解しようとすると、何度も時間をかけて読み返す必要があるが、(時間をかけても理解できていない場合が多いが。)図解があることで頭が整理され、その内容についても、次は自分自身でも説明できるようになれるのではないか。
・近視眼的にひとつのものごとに深く入り込むことはできても、その関係性が曖昧のままで、大局をつかむことが難しい。図解で考えること、そしてその図解により判断するという過程で、ずいぶんいろいろなことを考え、頭の中が整理されてくる。全体が俯瞰できかつ個々のものもはっきり見え、現状から脱却できるよう考える訓練が必要である。