解散、第三極等騒がしいが。この日本をどうしたいのか。そして「政権交代の試練 ポピュリズム政治を超えて」にみるマニュフェストをできない責任転嫁の民主党。

 オバマ再選。2008年はイラクの失敗とマネーゲム批判の中で「チェンジ」を掲げてオバマが6%の得票率の差で登場。2012年は1%という微差。オバマは必死に公約を守ろうとしてきた4年間だった。イラクから撤退、金融規制法、健康保険。
 そして中国は、習近平登場。第五世代の53歳。太子党のエリート。韓国は大統領選。そういえば、フランスも大統領交代があった。

 今、日本では年内解散、いや年明け解散といわれているが、一体このデフレ経済をどうするのか。どの党も提案していない。かつて池田内閣の如く、所得倍増計画を掲げ、国民の所得を上げる方策をとらなければ、デフレ脱却はむりであろう。総合的な計画を掲げて欲しいものである。
 でも、前回の民主党の如く、日本の民主党マニフェストを無視し別の事をやって内向・内政ともに空中分散することのないようにしてもらいたい。そして、09年公約はポピュリズムと前原国家戦略担当相が著書で告白。「違和感を拭えなかったのは『国民の生活が第一』とのキャッチフレーズ。単なるポピュリズムで政権を取っても自民党以上のバラマキになるのではないか」。民主党の2009年衆院選マニフェスト政権公約)に当時から不信感を募らせていたことを明らかにした。「政権交代の試練 ポピュリズム政治を超えて」(新潮社)と題する著書で、前原氏は主要公約だった高速道路無料化やガソリン暫定税率廃止について「当初から納得できなかった」と告白。小沢氏に関しても「見え隠れするのは政権を取れば後はどうにでもなるとの考えで、自民党の最も古い体質を引きずった政治家かもしれない」と強く批判した。野田首相は、このマニフェストに従って、有名な白アリ演説をしていた。前原氏だって、コンクリートから人へということで、八ツ場ダムを大臣就任早々建設中止にした。日航の破産処理も道半ばで投げ出した。また、中国船長拘束においても途中で投げ出した形になっている。自分は絶えず執行部の中枢に居ながら、自分たちは早々に官僚任せにして役目を放棄しておきながら、その約束が出来ないからと言って、それを作った小沢氏のせいにする。自分たちが執行部の中枢でその責任を負っていた立場なのに、自分の責任は蚊帳の外に置いて人のせいにする。それも本の中で自分は関係なかったと自己弁護する。こんな政治家というより政治屋は最低であり、リーダーにはふさわしくない。総選挙で、またこんな無責任な男を再選することなど無いことを期待したい。