フランソワ=オーギュスト=ルネ・ロダン生誕172年。小沢代表 1審に続き2審も無罪

○フランソワ=オーギュスト=ルネ・ロダン(François-Auguste-René Rodin, 1840年11月12日 - 1917年11月17日)は、フランスの彫刻家。19世紀を代表する彫刻家とされ、『近代彫刻の父』と称される。国立西洋美術館に展示されている代表作に『地獄の門』、その一部を抜き出した『考える人』など。特に『考える人』は誰にもしられており、有名である。

●小沢代表 1審に続き2審も無罪
 11月12日 18時38分国民の生活が第一小沢一郎代表が政治資金を巡って強制的に起訴された裁判で、2審の東京高等裁判所は「収支報告書の記載が正しいと考えていた可能性がある」と指摘し、1審に続いて無罪を言い渡しました。
 小沢一郎代表(70)は、平成16年と17年分の資金管理団体の収支報告書にうその記載をしたとして強制的に起訴されましたが、1審の東京地方裁判所はことし4月に無罪を言い渡し、検察官役の指定弁護士が控訴していました。12日の判決で東京高等裁判所小川正持裁判長は「当時の秘書自身が、収支報告書の一部の記載に問題があると思っていなかったことも考えられる。このため、小沢代表は秘書から細かな説明を受けず、収支報告書の記載が正しいと考えていた可能性があり、無罪と判断した1審は正当なものだ」と指摘し1審に続いて無罪を言い渡しました。
判決は代表本人だけでなく秘書も一部で「うその記載」を認識していなかった可能性を指摘したもので、1審よりも弁護側の主張に沿った判断となりました。
 法廷で無罪の判決を聞いた小沢代表は、表情を変えず、裁判長に向かって数秒間、頭を下げました。その後、裁判長に促されて席に座ると、落ち着いた様子で正面を向き判決の理由を聞いていました。これまでに検察審査会の議決によって強制起訴されたケースは6件ありますが、判決が言い渡された2件はいずれも無罪となっていて、初めてとなった今回の2審でも無罪と判断されました。
指定弁護士は最高裁判所に上告するかどうか後日改めて検討するとしていますが、認められるのは憲法違反などの場合に限られるため、上告理由を見いだすのは難しいとみられます。
収支報告書にうその記載をした罪に問われている元秘書の石川知裕衆議院議員(39)ら3人は、去年9月に1審でいずれも執行猶予のついた有罪判決を言い渡されていて、14日から東京高裁で2審の裁判が始まります。
日刊ゲンダイ『検察敗北 小沢 控訴棄却 無罪 5年越し謀略に決着』(2012年11月12日 掲載)より
<この国の権力は極度に腐敗している>
<彼を大犯罪人として追及した検察と大マスコミはどう償いをつけるのか見ものだ>
 小沢無実を一貫して主張してきた立場から政治の混乱をわざわざ拡大した検察と大マスコミの責任を厳しく追及する。
 長い裁判にようやく決着がついた。「国民の生活が第一」の小沢一郎代表の政治資金収支報告書の虚偽記載をめぐる裁判である。東京高裁の小川正持裁判長は12日、1審の無罪判決を維持し、控訴棄却を言い渡した。
「本件控訴を棄却する」と裁判長が告げると、小沢代表は顔色を変えないまま、ゆっくり一礼した。晴れて小沢の無罪が“決まった”わけだが、歴史家はこの日のことを特記すべきだ。
 これは紛れもない国家犯罪だからだ。“加害者”は司法検察、マスコミ、そして、その裏でいつもチラついていたのが民主党執行部だ。3つの権力が寄ってたかって、小沢一郎という政治家を葬り去ろうとしたのである。
「小沢さんがなぜ、やられなかったか。自分がこの闘いに負けるわけにはいかない、という岩のごとき信念があったからですよ。国家というのは、国民の生活を守る責任がある。政治家には品性が求められ、政治が果たすべきは正義です。小沢事件は、すべてをひっくり返してしまった。しかも、権力の側がこれほどおかしなことをやっているのに、メディアは批判するどころかお先棒を担ぎ、他の政治家も知らん顔です。こんなデタラメを許していいのか。そういう気持ちが小沢さんを支えていたわけで、無罪判決が出た以上、今後はきっちり、落とし前をつけてもらう。小沢事件の徹底検証が必要になってくると思います」(ジャーナリスト・渡辺乾介氏)
 2008年11月の西松事件をスタートにすると、小沢の闘いは4年に及んだことになる。この国の権力がどれだけ腐敗しているのか。それを明らかにしなければならない。
<狙いは魔女狩りプラス増税強行>
 今度の控訴審だって、ヒドイものだ。日刊ゲンダイ本紙は一貫して小沢無罪を主張してきたが、捜査、裁判は日刊ゲンダイ本紙の予想通りの展開をたどってきた。
 つまり、検察は小沢の秘書をとっ捕まえて、ギュウギュウ締め上げたものの、裏金の証拠とか何も出てこなくて、2度も不起訴にせざるを得なかった。それでも検察審査会が感情論で強制起訴したが、その裁判も1審は無罪になった。当たり前の話で、証拠は何もないからだ。
 この時点で小沢は3度、無罪になったようなものだ。ところが、検察官役の指定弁護士は控訴を決めて、無理やり、裁判を長引かせた。その結果、12日まで無罪確定が延びたのである。
 ふつう、無罪判決を受けた人間を控訴して、再度、被告人にするのであれば、それなりの証拠、隠し玉があるべきだが、何もなかった。しかも、控訴の記者会見で指定弁護士は有罪への自信を見せて、小沢=有罪の印象を強調していた。明らかな人権侵害、名誉毀損が白昼堂々行われたのだが、メディアはそれを垂れ流した。
「それだけじゃありませんよ。最初から勝ち目がない控訴審をなぜ、やったのか。結局、この間、小沢氏の政治活動を封じ込めるためではなかったのか。当然、そういう疑惑が出てくるのです」(永田町関係者)
 1審の決着は今年4月。しかし、控訴されたため、小沢の無罪が確定せず、小沢は離党に追い込まれ、この間、消費税増税法案が可決した。
 魔女狩り裁判プラス増税謀略ではないか。何という連中なのか、とゾッとするが、とりあえず、12日の控訴審決着は、ギリギリだ。まだ選挙前。第三極の行方もこれから。今後はフリーハンドを得た小沢にフル回転で暴れてもらうしかない。 .