『四季がある日本だからこそ、その季節を楽しむ。』

 明日からまた仕事です。

◆ 今日のNHK小さな旅は、『茨城県水戸市偕楽園公園。』である。園内には水戸城の外堀だった千波湖があります。1000羽の鳥が生息し、シベリアからの渡り鳥も加わります。この鳥の世話をしながら貸しボートの店を営み、湖畔で暮らす夫婦がいます。また、園内には徳川斉昭が造園した梅の名所、偕楽園があります。複雑にねじれ黒光りする古木に魅せられ、絵を描き、保全にも取り組む人がいた。さらに園内の桜川にはサケも遡上(そじょう)している。晩秋の偕楽園公園の知られざる魅力を訪ねる旅であった。
・170年前に、水戸藩9代目藩主の徳川斉昭がこの地に偕楽園をつくるきっかけになったのが「千波湖」である。四季折々の景観が楽しめ、多いときには1000羽に及ぶ鳥が生息します。湖畔で貸しボート店を営む出沢さん。秋は、産卵時期を迎えるコクチョウの卵がいつかえるのかを楽しみに、そして、シベリアから飛来する渡り鳥との再会を心待ちに暮らしていらっしゃる。
・梅の名所、偕楽園には3000本に及ぶ梅林があり、造園当初からの古木が生き続けている。梅は樹齢80年を過ぎると、幹がらせん状にねじれながら成長し、黒く光ることから「鉄幹」と呼ばれ、独特の趣があるようだ。しかし、古木の周囲は多くの人で土が踏み固められ、根が養分を取りづらくなっています。梅を守ろうとこの秋から、土をやわらかくする取り組みを始めている人がいた。
偕楽園公園を流れる桜川は、桜の名所として地元で親しまれてきた。戦後は生活排水などで生き物が少なくなりましたが、徐々に水質が改善した7年前、サケの遡上が確認された。地元の人は、サケの通り道をつくるために水戸市と農家に働きかけ、秋に堰(せき)を下げることにななった。そこには、子どもたちと共に毎年サケの観察会を開いている様子があった。

偕楽園公園と言えば梅ですが・・・晩秋の今の旅も新しい発見ができそうな感じがする。紅葉と二季咲桜、渡り鳥が飛来してにぎやかな千波湖、園内を流れる川のほとりでは秋風にコスモスが揺れている。四季折々に表情がガラッと変わる原風景がそこにある。水戸藩9代目藩主の徳川斉昭がここに偕楽園を造ったことをそこにみることができるのではないだろうか。そして弘道間館もあわせてみればその思いも伝わってくるであろう。『四季がある日本だからこそ、その季節を楽しむ。』そんな旅をしてみたいですね。でも、居案の自分にはむりであろう。