生活保護受給者206万人 11年度、11万人増える

 厚生労働省は29日、2011年度に生活保護を受けていた人が平均206万7244人と、通年で過去最多を更新したと発表した。10年度に比べて11万5181人増えた。これまで最も多かったのは1951年度の204万6646人だった。生活保護を受けている世帯も149万8375世帯で、前年度より8万8326世帯多く、過去最多だった。世帯別では高齢者世帯が最も多く63万6469世帯(前年度比5.5%増)。伸び率が最も大きかったのは働ける世代を含む「その他」の世帯で11.6%増の25万3740世帯。07年度の2.3倍だった。