今日は没後20周年で作品がドラマ化される作家松本清張の誕生日

 松本 清張(まつもと せいちょう)は、1909年(明治42年)12月21日 生まれ。1953年に『或る「小倉日記」伝』で芥川賞を受賞。1958年には『点と線』『眼の壁』を発表。以後、犯罪の動機を重視する作風の推理小説で知られている。その他、『かげろう絵図』などの時代小説を手がけているが、『古代史疑』などで日本古代史に強い関心を示し、『火の路』などの小説作品にも結実した。緻密で深い研究に基づく自説の発表は小説家の水準を超えると評される。また、『日本の黒い霧』『昭和史発掘』などのノンフィクションをはじめ、近代史・現代史に取り組んだ諸作品を著し、森鴎外菊池寛に関する評伝を残すなど、広い領域にまたがる創作活動を続けた。他の著名作品に『ゼロの焦点』『砂の器』『けものみち』『Dの複合』『黒革の手帖』など。
 ・「作家になるには、24時間、机の前に座っていられる性格であればいい」
 ・「人間には、先入観が気づかぬうちに働きまして、そんなことはわかりきったことだと素通りすることがあります。これが怖いのです」とい う名言を残し、転身したのが、遅く、作家になったこともあり、怒涛の仕事量を誇った作家である。それは、次の二つの言葉が象徴していよ 
 う。『私は世に出るのが遅かったからな。人の三倍ぐらい書かんと追いつかない気がする。』『あくまでも貪欲にして、自由そして奔放にいきよう。』