いよいよ5月。昨日もそして今日も、巨人勝利。

 今日から5月です。昨日の巨人はようやく勝ちました。そして今日も。
 ◆中日0―3巨人(30日・ナゴヤドーム) 投打がかみ合った巨人が連敗を4で止めた。先発の杉内は今季初完封で3連勝を飾り3勝目。ハーラートップに並んだ。杉内の完封は昨年5月30日の楽天戦(東京D)で記録したノーヒットノーラン以来。チームはこれで貯金を「10」に戻した。
 ◆中日0―3巨人(1日・ナゴヤドーム) 巨人は7回1死一、二塁でマウンドに上がった2番手の山口がピンチを断ち、8回をマシソン、9回は西村が締める完封リレーで逃げ切った。大島、井端を打ち取りピンチをしのいだ山口は「ブルペンでバランスよく投げられていたので、いい感じで投げられた」と胸を張った。


●『野心のすすめ』(林真理子著)から
 もう少し若い時に読んでおきたかった本ですね。この本は、まさにあの林真理子さんの人生論であり、『野心のすすめ』という、いかにも林さんらしいタイトルがついていますが、中身も野心全開です。いじめられっ子だった山梨の中学時代、就職活動で四十数戦全敗の日々、売れっ子だった糸井重里さんを肴にクダを巻いていた三流コピーライター時代。屈辱の履歴書とそこから著者がどうやって這い上がったか、その軌跡を追った、興味深い半生記です。まずは、冒頭のこんな言葉から。「自分の身の程を知ることも大切ですが、ちょっとでもいいから、身の程よりも上を目指してみる。そうして初めて選択肢が増え、人生が上に広がっていくんです。」一方で、現在の日本人を憂いて、こんなことを言っています。「いま、「低め安定」の人々がいくらなんでも多すぎるのではないでしょうか」時には思い切って自分に投資してみる、人生のどこかで思い切り努力してみる。
<ポイント>
○自分を信じて挑戦を続ける
 私にはかつて、40社以上の会社から就職試験ですべて落とされ、アルバイトで食いつないだ貧乏時代がありました。お金はないし、男もいない、定職に就ける見込みも何もなかったけれど、常に自分の将来を見据えながら、自分を信じて挑戦を続けてきました。
 ですから私は、若い人たちが次のステップに進もうとして、一生懸命努力している姿を見るのが大好きです。駅のホームで、見るからに新入社員といったぎこちないスーツ姿の若者が、慣れない敬語を使いながら携帯電話の相手に一人でお辞儀していたり、必死で頑張っているのを見ると、思わず涙が出てきそうになる。「がんばれ、がんばれ」と声をかけたくなります。
○屈辱感は野心の入り口
 健全な野心を持つための第一歩は「現状認識」だと思います。いまの自分は果たして楽しい人生を送っているのか、楽しくないのか。自分に満足しているのか、満足していないのか。それを自覚するのはとても重要なことです。たとえば、冴えない大学だから就職で差別されたとか、有名な会社に入れなかったから合コンでモテなかったとか。第二、第三志望の大学にしか入れなかったとき、あるいは思うような仕事に就けなかったとき。そこで世の中のヒエラルキーの存在に身をもって気づく――。その屈辱感こそ野心の入りロなのです。
○ここで注意したいのは、二流や三流の人々というのは、自分たちだけで固まりがちなことです。私が三流コピーライターだった頃の話です。三流の仲間と新宿に呑みに行っては、当時から大スター的存在のコピーライターだった糸井重里さん(その後たいへんお世話になるのですが)を肴に、「糸井はさー」なんて呼び捨てにして、すっかり業界人ぶってクダを巻いていた時代がありました
○やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、やらなかったことの後悔は日々大きくなる。やってみる価値がある、面白そうだと思ったことは、恥をかいてでも、とりあえずやってみる――正確にいうと、恥うんぬんを考える前に行動してしまっているわけですが。取り返しがつかない、という意昧では、やったこともやらなかったことも同じです。やってしまった過去を悔やむ心からはちゃんと血が出て、かさぶたができて治っていくけれど、やらなかった取り返しのつかなさを悔やむ心には、切り傷とはまた違う、内出血のような痛みが続きます。内側に留まったままの後悔はいかんともしがたいものです。
○野心が車の「前輪」だとすると、努力は「後輪」です。
 一流の、業界で力を持つ人に食い込んで行くことも実力のうちですが、まずは食い込むための実力を自分がどんな形であれ発揮しなければなりません。
「今のままじゃだめだ。もっと成功したい」と願う野心は、自分が成長していくための原動力となりますが、一方で、その野心に見合った努力が必要になります。野心が車の「前輪」だとすると、努力は「後輪」です。前輪と後輪のどちらかだけでは車は進んで行けません。野心と努力、両方のバランスがうまく取れて進んでいるときこそ、健全な野心といえるのです。
○自分に与えられた時間を思い描く
 野心を持つことができる人とは、どのような人なのでしょうか。それは、自分に与えられた時間はこれだけしかない、という考えが常に身に染み付いている人だと思います。私が最近の若い人を見ていてとても心配なのは、自分の将来を具体的に思い描く想像力が致命的に欠けているのではないかということです。時間の流れを見通すことができないので、永遠に自分が20代のままだと思っている。フリーターのまま、たとえば居酒屋の店員をずっとやって、結婚もできず、40代、50代になったときのことを全く想像していないのではないか、と。より具体的に言えば、「このまま一生ユニクロを着て、松屋で食べてればオッケーじゃん」という考え方です。
○自分に投資する。
 もちろん、半径5メートルの中で暮らしていて、そこで職人的にひとつのものを極めていく生き方もあります。しかし、いろいろなところに出かけて行って、何かを観るために費やしてきたチケット代であるとか、さまざまな国や地方に行った旅行代金は、人としての魅力や人気を高めてくれるお金であると私は思います。 最近は、若い人がみんな貯蓄に走っているらしいですね。先の見えにくい世の中だから気持ちはわかります。この浪費家の私だってようやく老後に備えて貯金をするようになったんですから。でも、たまには気前良く、観たいものを観に行ったり、自分に投資することは必要ではないでしょうか。せこい人にはせこい人生が待っているのです○いまの自分はまずいなぁという状況なら、思い切って「河岸を変えてみる」こと
○人生に手を抜いている人は、他人に嫉妬することさえできない
○悔しい気持ちをパワーに変える
 人に否定されたら、悔しい気持ちをパワーに変えてしまいましょう。凹んでいるだけでは、悪口を言った憎たらしい相手の思うツボではありませんか。今に見てろよ、と思う打たれ強さを意識的にでも持ちたいものです。当時の私も、こうなったら、林真理子の悪口を言うのはもう嫉妬にしかならないからみっともないよ、というところまで自分は上っていかなければならないと覚悟を決めました。その具体的な第一目標はやはり直木賞を取ること。実際に、直木賞候補になってから、「才能なんてこれっぽっちもない女」という悪口は少しずつ消えていったんです。
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 最近の自分は情けない。気持ちが揺れている。将来への不安なのでしょうね。集中しない自分が情けない。悲しいですね。頑張ろうという気持ちと楽さに投げれる自分。どうしようもない。野心があっても行動が伴わない自分です。

(5月1日生まれの偉人)
◆濱口 雄幸(はまぐち おさち、1870年5月1日(明治3年4月1日) - 1931年(昭和6年)8月26日)は、日本の大蔵官僚、政治家。大蔵大臣(第29・30代)、内務大臣(第43代)、内閣総理大臣(第27代)などを歴任した。
◆小島 直記(こじま なおき、1919年5月1日 - 2008年9月14日)は、福岡県八女郡福島町(現・八女市福島)の生まれの小説家。経済人などの伝記小説で知られる。海軍で終戦。戦後、私立八女津女子高等学校(現在の八女学院高校)や、母校でもある、八女中学(現在の八女高校)で社会科の教師として教鞭を取り、詩人の松永伍一を教えたこともある。1967年に『週刊現代』に連載した『小説三井物産』は、1981年に講談社文庫で企業情報小説シリーズとして刊行され、上下巻で20万部を売り上げるヒットとなった。明治時代以降の人物の伝記として、松永安左エ門を描いた『まかり通る』や、『三井物産初代社長』『岡本喜太郎伝』『岡本豪夫伝』『斬人斬馬剣 古島一雄の青春』など、『小島直記伝記文学全集』全15巻がある。1983年に、駿河銀行によって小島伝記文学館が設立される。1984年から静岡県三島市に居住していた。



<本の紹介>
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バンダイネットhttp://www.pandanet.co.jp/ad/cam6035.htm