再び来年を占う。何が暴れるのか不安がよぎる。暴れ馬が時代が動かすかもしれない一年?

‘甲’と‘午’は、“甲午”(きのえうま)の暴れ馬の年(http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20131129/p1)。甲(きのえ)は、すべてを受け入れる、まさに、来る者は拒まずの年であり、午(うま)は目標を持ち、その達成の為に猛進する一年である。否が応でも世の中は激しく動く。まさに、暴れ馬の年であろう。
 過去をみてみると、①1834年天保“甲午”の年は、「天保の改革http://kotobank.jp/word/%E5%A4%A9%E4%BF%9D%E3%81%AE%E6%94%B9%E9%9D%A9http://www.uraken.net/rekishi/reki-jp55.html)」を老中が施行。これが幕末の始まりであった。②1894年の明治“甲午”の年は云うまでもなく、日清戦争開戦であった。以降、急速にこの国は軍事国家の道を駆け上る。③1954年の昭和“甲午”の年は民主党(かつての民主党https://www.jimin.jp/aboutus/history/1955-1956/index.html)。その後保守合同自由党と合併し、自民党誕生)の結党で、民主国家の礎が確立される。東通工(今のソニーhttp://www.sony.co.jp/)の、トランジスター開発が以降の経済大国に繋がる。
 こうしてみると、最近の経済状況をみると、利益志向主義の経済界が、雇用面で身分格差を強化させている。介護産業は成長産業と謳い、屈強の若者に老人の世話をさせる。正常なら続く筈はないのだが、“甲午”と云う年は何でも有りだから、矛盾社会は更に拡大していくだろう。矛盾とは不均衡の代名詞だ。と言うことは、不均衡の拡大が平成“甲午”の特色として、記されるかもしれない。最近の特別秘密法案や社会保障プログラム法案ン等をみると、不均衡が拡大するかもしれない。「不均衡は万病の源」と自然法則では言われている。2014年平成“甲午”の年は異色だが、将来を決める、極めて重要な年となる可能性が大である。何が暴れるのか不安がよぎる。不吉なことが起きなければ良いが。いずれにしても過去の甲午をみると、時代が動く年になることは間違いないかも。
 自分にとっても、ある意味人生の分岐点になるであろう。社会の世話になるのではんく、社会を動かす力はなくても、社会と関わって行くことができよう。新たな年に新たな気分で「暴れ馬」の如く頑張って生きていきたい・

(12月7日生まれの偉人)
◆西園寺 公望 西園寺 公望(さいおんじ きんもち、嘉永2年10月23日(1849年12月7日) - 昭和15年(1940年)11月24日)は、日本の公家、政治家。新潟府知事などを経て、貴族院議員(貴族院侯爵議員、のちに貴族院公爵議員)を務め、貴族院副議長に就任した。第2次伊藤内閣にて文部大臣として初入閣し外務大臣を兼任、その後成立した第2次松方内閣でも引き続き文部大臣と外務大臣を務めた。第3次伊藤内閣でも文部大臣として入閣した。第4次伊藤内閣では班列として入閣し、内閣総理大臣伊藤博文の病気療養中は内閣総理大臣臨時代理を務め、のちに伊藤が単独辞任すると内閣総理大臣臨時兼任を務めた。
 その後、伊藤博文http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20131016/p1)の後継として立憲政友会の総裁に就任した。桂太郎の後任として内閣総理大臣に任じられ、第1次西園寺内閣、第2次西園寺内閣を組閣した。なお、第1次西園寺内閣では、文部大臣臨時兼任や外務大臣臨時兼任なども務めている。西園寺と桂とが交互に政権を担当したことから、この時代は「桂園時代」と称された。大正13年1924年)に松方正義http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130323/p1)が死去した後は、「最後の元老」として大正天皇昭和天皇を輔弼した。
◆与謝野 晶子(正字: 與謝野 晶子、よさの あきこ、1878年明治11年)12月7日 - 1942年(昭和17年)5月29日)は、日本の歌人、作家、思想家。本名与謝野 志よう(よさの しょう)。旧姓鳳(ほう)。ペンネームの「晶子」の「晶」は、本名の「しょう」から取った。夫は与謝野鉄幹(与謝野寛)。
 堺の菓子商である父鳳宗七,母つねの3女。本名しょう。堺女学校補習科卒業後,関西青年文学会に加わって詩歌を発表,明治33(1900)年から与謝野鉄幹の東京新詩社社友となり『明星』に短歌掲載。同年来阪した鉄幹を知り,翌34年家を捨てて上京,妻を離別した鉄幹と結婚。その激しい恋心と若い女の官能をうたいあげた第1歌集『みだれ髪』は同年8月刊行されて,一世を驚倒,眩惑させた。藤島武二によるアールヌーヴォー風装丁の瀟洒な一冊に盛られた「くろ髪の千すぢの髪のみだれ髪かつおもひみだれおもひみだるる」など399首の歌は,平安朝女流歌人以来の情念と修辞の伝統をよみがえらせながらも,それらをこえた表現の「奇峭」と「奔放」(上田敏http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20131030/p1)の評語)によって20世紀日本の詩歌と女性史への新しい扉を開いた。その後の歌集『小扇』(1904),ライバル山川登美子らとの合著『恋衣』(1905)なども晶子の唯美的想像力のさらなる洗練を示す。後者に付載された長詩「君死に給ふことなかれ」(1904年9月『明星』に発表)は,大町桂月の,これを「乱臣・賊子の詩」とする極評を呼んだが,晶子はこれに「まことの心を歌ふ」歌人として情意を尽くして反論した。明治末から大正を通じて,平塚らいてう山川菊栄らと母性保護などに関し論争しつつ展開された婦人解放論,さらに政治,教育,社会の問題におよぶ幾多の評論も,晶子が歌よみの域をこえる豊かな洞察と見識の持ち主であったことを示し,同時に『みだれ髪』が単に青春の一時期の狂詩曲ではなかったことをも証し立てている。著作集に『定本与謝野晶子全集』(http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%9A%E6%9C%AC%E4%B8%8E%E8%AC%9D%E9%87%8E%E6%99%B6%E5%AD%90%E5%85%A8%E9%9B%86%E3%80%88%E7%AC%AC1%E5%B7%BB%E3%80%89-1950%E5%B9%B4-%E4%B8%8E%E8%AC%9D%E9%87%8E-%E6%99%B6%E5%AD%90/dp/B000JB1UPY)全20巻,『与謝野晶子評論集』(岩波文庫)などがある。
  <参考文献>佐藤春夫『晶子曼陀羅

<本の紹介>
・「日下公人が読む2014年〜 日本と世界はこうなる」http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E4%B8%8B%E5%85%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E8%AA%AD%E3%82%802014%E5%B9%B4%E3%80%9C-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E3%81%AA%E3%82%8B-%E6%97%A5%E4%B8%8B%E5%85%AC%E4%BA%BA/dp/4898314163
 日下公人さんは語る。「来年はグロバーリズムからローカリズムへ世界が変わる。そのとき多くの国はアイデンティティ・クライシスに襲われる。アイデンティティのある大国は日本だから、世界は日本を学ぶようになる。2014年は、中国の分解、そしてアメリカの自信喪失と迷走がはじまる。EUも衰退の一途をたどり、残るのはドイツだけである。ヨーロッパは労働力確保のため移民を受け入れてきたが、失業率が高い状態で職の奪い合いが起こるなか、移民への差別、人種差別意識が表面化してくるであろう。アメリカは人種戦争。白人比率はあと数年で5割を切る。モンロー主義に戻っていく。中国は言語圏別に分解。日本が屈すれば南シナ海は中国の要塞となる。スパイ防止法NSA、CIA。集団的安保。核武装
数字ではなく文化・精神・思想・道徳が問題になる。ローカリズムが勝ちエスニシティの時代になる。地方・民族・国の価値が主役になる。」そして「情報は持っている人に集まってくる。」という言葉が極めて印象的。

<昨年の今日>http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20121207