疲れる週明け。講演レジメの検討。そして、知られざる親日国スリランカ。

◆週末明けは厳しい。週末実家に出かけていた余波であろう。介護生活の難しさを痛感する時期なのかもしれない。でも、そんなことは言わずに今日からまた一週間仕事に頑張って行こう。

◆今日も帰宅後講演レジメ作成に追われる。何とか今週中には作成せねばなるまい。ようやく8割程度出来上がる。なんとか明後日には完成させたいものである。

◆『知られざる親日スリランカ!急成長…その裏には?』(2014年1月13日放送 22:00 - 22:54 テレビ東京「日経スペシャル 未来世紀ジパング 沸騰現場の経済学」
 インド南東に位置するスリランカ、2010年には米紙ニューヨークタイムズが”ぜひ行きたい観光地”の1位に選んだ。世界遺産「仏歯寺」や「GALLE FORT」など8つの世界遺産を有している。他にも美容法の「アーユルヴェーダ」が流行っており、省まで設備されている。スリランカは観光だけでなく経済が沸騰している。沸騰ナビゲーターの後藤康浩(日本経済新聞社)によると、コロンボではゴミなどが落ちておらず「シャングリ・ラ ホテル」などの観光施設も建築中、今後伸びるとしている。2009年には内戦が終結、日本はODAにより支援をしてきた。「スリランカ国会議事堂」も日本が建てたもので、サービスエリアには「道の駅」という名前の弁当店がある。スリランカの町にある「ノリタケカンパニーリミテド」の看板。創業100年を超える食器メーカーで現地で人気を誇っている。コロンボに8店舗を構えており、そんなノリタケスリランカに食器生産を集中させている。マータレーにある工場では駐在員の中山さんが働いており、現地スタッフが手作業で食器をデザインしている。スリランカにある「ジャヤワルダナ センター」は初代スリランカ大統領・ジャヤワルダナの功績をたたえた資料館。ジャヤワルダナ大統領は1951年にサンフランシスコ講和条約が結ばれた会議で日本を救った人物だとされる。吉田茂元首相は「日本人は大恩を後世まで忘れてはならない」としている。後藤康浩が日本を救ったというジュニウス・リチャード・ジャヤワルダナ大統領は、1996年に亡くなったが、右目の角膜をスリランカ人、左目の角膜は日本人に送られた。
 1948年にイギリスからセイロンとして独立すると、1978年に現在の国名に改称。1983年に内戦が勃発し、2009年まで争いが続いていたという。しかし内戦が終わると、世界に散らばっていた優秀な人材が戻り、驚異的な経済成長が始まった。そのスリランカでは、JAPANクオリティーが大きく関係している。スリランカコロンボにある男子校「イシパタナ カレッジ」は、生徒数が5000人。コロンボではこれが一般的で、学費は内戦時代から無料なのだという。その教室の中には、知られざる親日の理由があった。スリランカコロンボの学校では、英語の授業で使われていた教科書が日本を題材にしたものだった。さらに、教室内には日本語で「とだな」と書かれたロッカーがあった。高学年では、日本語を第2外国語として選ぶ生徒も多いという。日本語を勉強しようと思った理由を生徒に聞いてみると、「日本のおもいやりの精神に興味を持ったので勉強したいと思いました」と答えた。
 コロンボから車で5時間、ヌワラエリアの山間に広がるのはお茶畑。スリランカはセイロンティーで知られる紅茶の産地。生産量は世界第3位を誇る。そんなヌワラエリアでキリンの紅茶アドバイザー・高井美奈さんが働いている。実は、午後の紅茶に使われる茶葉のほとんどがスリランカ産。スリランカの茶葉でなければ日本人が好む味が出ないという高井さん。定期的にスリランカの農園を訪れて茶葉の味をチェックしている。取材した日、高井さんは農園の指導員・カドゥルガムワさんと一緒に効率・生産性の高い紅茶栽培の方法を指導した。スリランカに根付くJAPANクオリティーを取材。スリランカ人が経営するケラニケーブルでは、5Sという日本式システムを採用している。さらにカイゼンまでも導入されている。これを広めたダヤシリさんは発展途上国では5Sは非常に必要だった、そのおかげでスリランカの経済が向上したと語った。整理整頓や思いやりが重要視され、オフィスでも置く場所がしっかりと整理されている。そしてスリランカでは高級ブランドの工場があり、品質をあげようというモチベーションがありいいものが出来る。小さいころおしんを見て育ち、スリランカ人は日本人に親近感をもち、たくさんのことを学んだと語った。
 スリランカに殺到する日本企業、その狙いとはなにか。ロイヤルコロンボゴルフクラブでは日本人会のゴルフコンペが行われ、40人以上が参加。現在スリランカには大手企業だけでおよそ60社が進出している。なぜスリランカに進出するのか。五洋建設の今坂さんは、南西アジアの拠点でいい中継地になると話した。三菱商事の本田さんや伊藤忠商事の中さんらは南西アジア、特にインドを狙っていると語った。スリランカからインドを見据え、すでに実績を上げている企業「コロンボドックヤード」を紹介。4つのドックを持つ造船所で、最大12万5000トンもの大型船を造ることができる。この造船所は広島県尾道造船が海外マーケットを狙って設立した企業。スリランカ人の器用さと勤勉さが品質を保ち、幹部候補者は日本で研修を行っている。取材した日は、インドの発注元から派遣された検査員が製造工程をチェックするために来訪。日本で学んだスリランカ人が対応し、無事にチェックを通過した。インドとスリランカの間は一番近い箇所で23キロしか離れておらず、ここに橋を架ける構想もある。また日本人にとっても気候・環境・食事・治安と全てにおいても過ごしやすく、近代的スーパーには日本食材も多い。治安の不安もあるインドに比べ住みやすいという。スリランカは、「インド洋経済圏のビジネスセンター」と位置づけにあり、SAARCは人口6億人だが、スリランカは人口17億人のSAARCに属しており、自由貿易協定を結んでいる。日本企業にとって見れば、インド洋経済圏をとっていくための重要拠点にあたる。

(今日のニュース)
・11月の経常収支 最大の赤字。財務省によると2013年11月の経常収支は、円安で原油などの燃料費の輸入額が膨らんだことや台湾などからスマートフォンの輸入が増えたことから、1ヶ月の赤字額としては昭和60年以降では最大の5928億円の赤字となった。一方、所得収支は9002億円の黒字。
都知事選に立候補を表明した細川護煕元首相と小泉純一郎元首相が会談を行った。50分の会談後、小泉氏は今後演説会や会合などで細川氏への支持を訴える考えを示した。細川元総理の出馬表明を受け、民主党の東京途切れんは組織的勝手連として支援を決定した。菅官房長官は、細川元総理が佐川急便からの1億円借り入れ問題で総理を辞任した経緯を、記者会見で指摘した。舛添要一厚労相が記者会見を行い、東京都知事選挙に出馬する考えを正式表明した。自民党の東京都連は、舛添氏を推薦する方針。一方、森元首相は卑怯なやり方だと批判。小泉進次郎議員は都知事選とは距離を置き、公務に専念する考え。一方、舛添元厚労相はきょう午後会見を開き、正式に立候補を表明した。

<本の紹介>
・胸中の山水 http://d.hatena.ne.jp/asin/4903735184

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<昨年の今日> http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130114/p1