「アースデイ」、「与党からも待望論…小沢一郎が引退覚悟で仕掛ける野党再編」

◆4月22日は、地球環境について考える「アースデイ」。さっそくGoogleのロゴもアースデイ仕様に変更されているが、そこに登場しているのは「スカラベ」「エボシカメレオン」「アカフトオハチドリ」「フグ」「ニホンザル」などだ。それぞれ特徴的な外見や特定の地域でのみ生息する貴重な生き物として知られているが、「フグ」や「ミズクラゲ」、「ニホンザル」はさておき、名前もあまり耳にしない生き物も多いだろう。
スカラベ」とは?
 ロゴを見て気付いた人も多いだろうが、これはいわゆる「フンコロガシ」の一種だ。ジャン・アンリ・ファーブルによる『ファーブル昆虫記』でも登場するスカラベだが、単独の種名ではなくいくつもの種が存在する。中南米では、巨大なカブトムシが生息しているがこれらもスカラベの仲間であり、ファーブルの分類はのちに誤認であったことが分かっている。その名の通り、彼らの特徴は哺乳動物などの糞を転がして球にして運んだ後に、地中に埋めて食料にするのが特徴だが、これ以外にも果物や菌類、腐肉、昆虫を食べるものなどもいる。古くは、古代エジプトで「太陽神ケプリ」と類似していたことから崇拝を集めていたが、現在では主な生息地である南米で開発による急激な減少に陥っている。
エボシカメレオン」とは?
 日本語のエボシカメレオンとは、もちろん烏帽子を被ったような姿から着ているが、英語名である「calyptratus」も「帽子をかぶった」という意味を持っている。主にイエメンやアラブ首長国連邦サウジアラビアなどで見られるが、日本でもペットとして愛好されており輸入されることも多い。ちなみに彼らは興奮すると鮮やかな黄色や黒、青色に発色することでも知られており、厳しい生息地の環境などから丈夫なことでも知られており、こうした点がペット人気に拍車をかけている。
「アカフトオハチドリ」とは?
 全長8センチの小さなハチドリである彼らは、北米を生息地域としており、南部アラスカからカリフォルニアまで幅広い地域に生息している。エネルギーを節約するために主に夜間に活動し、花の蜜やフィーダーの砂糖水だけではなく、タンパク質摂取のために蚊などの小さな昆虫も食べる。冬になるとメキシコやフロリダのような暖かい気候を求めて、南東部の湾岸に移動するが、その小さな身体からは意外なことに多少寒さの厳しい地域でも暮らすことが可能である。
ミズクラゲ」とは?
 「ミズクラゲ」は、日本の近海でも最も一般的に見られるクラゲであり、特筆することは無いかもしれない。傘に透けて見える胃腔や生殖腺が4つあることから、「四ツ目クラゲ」とも呼ばれる彼らだが、実は毒の成分は猛毒として知られるハブクラゲの1/4程度の毒を有しており、その量は少ないものの、意外な力を持っているのだ。

◆与党からも待望論…小沢一郎が引退覚悟で仕掛ける野党再編(日刊ゲンダイ 2014年4月21日 掲載)
 政治家として、最後の大仕事になるのか。「生活の党」の小沢一郎代表(71)が政界再編を仕掛ける可能性が出てきた。最近、小沢にとって、懸案にひと区切りつく出来事があった。今月3日、陸山会事件で起訴された3人の元秘書と一堂に会したのである。事件以来、初めてのことだ。池田元秘書は税理士試験に合格し、大久保元秘書も新しい仕事が決まりそうだという。ただひとり裁判を続ける石川元秘書は、今春から法政大学大学院に入学。その入学式の夜、白金のイタリアンバーで集まり、ワインを空けたという。 元秘書が前向きに頑張っていることが分かり、小沢も肩の荷が下りたはずだ。これで、思う存分、政治活動に打ち込むことができる。野党再編に本格的に動き出すのではないか。
「ここへきて“小沢待望論”も高まっています。バラバラの野党をまとめ上げるだけの腕力がある政治家は、小沢氏以外にいないからです。民主党の中には、今も『小沢とだけは絶対に組みたくない』と言っている人たちがいますが、じゃあ、そうやって小沢氏を毛嫌いしている連中が野党をまとめられるのか。実は、与党の公明党からも小沢氏に期待する声が出ている。安倍政権の暴走を止めるためには、与党でできることは限られていて、野党に頑張って欲しいのでしょう。野党がまとまれば、政権にダメージを与える方法はいくらでもあるのに、今の野党はあまりに情けない。そこで、小沢氏の出番というわけです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
 野党再編を成し遂げるためなら、小沢本人は生活の党から離党し、無所属になることも考えている、という話も伝わっている。もし“小沢アレルギー”によって野党再編が進まないのなら、自分を犠牲にするつもりらしい。野党再編が実現すれば、今期かぎりで“政界引退”してもかまわない覚悟だという。
 実際、小沢が離党すれば、「生活」と「民主」の“合併”も一気に進むだろう。そこを軸に野党結集を実現させるわけだ。「小沢さんは、自分が前面に出るとメディアのバッシングを受けることも分かっている。先の都知事選でも『自分が表に出れば、うまくいくものもいかなくなる』と言って、後方支援に徹しました。今さら総理になりたいわけでもないし、もし自分の存在が足かせになって、野党再編が進まないのなら、一線から退いてもかまわないと考えているでしょう。今はただ、日本の民主主義のために最後の大仕事をしたいという境地だと思います」(鈴木哲夫氏=前出)
「壊し屋」の異名を取った小沢には、安倍自民の独裁政治を壊して欲しいものだ。


<今日のトラックバック
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・ファーブル昆虫記〈1〉ふしぎなスカラベ (集英社文庫)http://d.hatena.ne.jp/asin/4087602834
・30代からの人生戦略は「図」で考える!http://d.hatena.ne.jp/asin/4569809197
・小沢主義(イズム)―志を持て、日本人 (集英社文庫)http://d.hatena.ne.jp/asin/4087465136

<昨年の今日>久恒啓一著「遅咲き偉人伝」についてhttp://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130422/p1