時の記念日。そして『今までにない“調理家電”を作れ!〜フィリップス…シャープ…開発の裏側〜』。

◆東京天文台と生活改善同盟会が1920年に、「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と制定。「日本書記」の天智天皇10年4月25日(グレゴリオ暦換算671年6月10日)の項に、「漏刻を新しき台に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す。」とあることから。「漏刻」とは水時計のことである。

◆『今までにない“調理家電”を作れ!〜フィリップス…シャープ…開発の裏側〜』(2014年6月10日放送 22:00 - 22:54 テレビ東京ガイアの夜明け」より)
 埼玉・川口市に住む主婦の松井美保さんが利用する家電、「ノンフライヤー」で揚げ物や「ホームベーカリー」でパン作りなどをして料理をしている。朝起きてきた松井琉名君にノンフライヤーで唐揚げを作りミキサーで牛乳とバナナを混ぜてあげた。こういった調理に役立つ家電の数々、ホームベーカリーは10年間で国内約400万台売上げ、ジューサーミキサーも10年間で国内約600万台販売、ノンフライヤーは1年間で、国内約30万台販売。オランダ・アムステルダムに本社を構えるフィリップスはグローバル企業、電気シェーバーは世界で1位のシェア、医療分野では、MRIは高い評価を得ている。LED照明は世界シェア1位。フランス・ファン・ホーテンCEOは「私の願いは日本でさらに存在感を高めて成功を収めること」とコメント。1年前、東京港区にあるフィリップスエレクトロニクスジャパンの佐野泰介さんが開発の責任者に抜擢。自宅で麺作りのニーズについて言及。中国上海にあるフィリップス上海は調理家電の開発拠点。去年中国で先行発売された「ヌードルメーカー」で中華麺専用機でうどんを作り、日本人女性に試食してもらうと日本人には通用しないことが分かった。キャップ部分の掃除のやりにくさについても言及。開発は一からやり直しとなる。
 本場のうどんの食感を知ってもらうために上海にある「はなまるうどん」で自家製麺でうどんを試食してもらった。2013年7月横浜にフィリップスの開発チームが来日、90年以上続く製麺所の満寿屋へやって来た。2代目金子寿太郎は88歳になった今でも毎日手打ちで麺をこねている。三代目金子増男の製麺機の解説。再び中国の上海フィリップス開発拠点に戻り、試行錯誤が始まった。佐野泰介さんはこの日、日清製粉グループを訪れた。ヌードルメーカーの専用レシピ共同開発のお願いで、家庭用の小麦粉市場は頭打ちの状態のため日清製粉グループにとっては願ってもない提案だった。佐野泰介さんは日本版ヌードルメーカーの改良部分を確認するため中国・上海の会社を訪れた。コシを生み出すためキャップに円形の段差を加えていた。早速、キャップを取り付けうどんを作ったところコシのあるうどんが出来上がった。また、キャップに残った生地の問題を解決する掃除キットも開発され、キットをキャップにはめると残っていた生地を全部取り除く事が出来る。6月3日、東京・銀座でヌードルメーカーの発表会が行われた。日本向に4種類のキャップを開発し日清フーズと共同でレシピも開発され、コシ調整時間を付け時間を5分から8分に変える事も可能にした。佐野泰介さんはヌードルメーカーを麺作りのプロに食べてもらおうと1年ぶりに満寿屋を訪れた。先代主人の金子増男さんが顔を出し作りたての麺を食べ「とてもおいしい」と絶賛した。
 調理家電でも簡単に飲み物を作れる調理家電が増えており、コーヒーマシンやスムージーや炭酸水を作る事が出来る機械などがある。大阪府八尾市にはシャープの調理家電の開発拠点がある、新規事業の責任者の田村さんは「ヒット商品が海外から生まれており、日本人を自分たちが一番理解しているのに悔しい」とコメント、今回着眼したのはお茶、家庭で簡単に作れる機械が出来ないか考えていた。東京都新宿区には大阪から出張した田村さんの姿があった、お茶の権威である大森氏の下を尋ねていた。茶葉を石臼で挽いて粉末にしたものを飲むとお茶本来の栄養素がまるごと摂れるという。田村さんは商品の開発へと動き始めた、茶葉を粉末にするのに1人前の粉末を作るのに3分以内で0.6gなどの条件を設定し動き始めた。伝統的な石臼を家電で再現できないか考え、セラミックに石臼の溝を刻み込んだもののテストを行ったが3分間で1人前の半分程度の量しか挽くことが出来なかった。お茶の調理家電の開発が進んでおり、この日はデザインのサンプルが完成した、問題は茶葉を粉にする臼の部分だ。機械本体の形と色は既に決まりつつある。前回とは変えて臼の溝をらせん状にして、1cm大きくした。挽く時間を3分から2分に変更したが、時間と量、大きさ全ての条件をクリアした。3月には販売責任者の細尾社長、この人がOK出さないと発売できない。社長に取り外した際に粉末がこぼれるという問題点を指摘されてしまった。目標をクリアするということに気をとられていた田村さんにとって盲点だった。3月27日東京・浜松町、シャープ東京支社では新商品発表会が行われた。新規事業責任者の田村友樹さんはヘルシオシリーズ「お茶プレッソ」の紹介を行った。茶葉をセラミック製の臼で細かく粉砕し、粉の掃除のやりずらさも完成までに改善した。茶葉の栄養素をすべて摂れるこの機械は想定価格2万5000円(月に4000台の販売が目標)5月31日、富山・氷見市のJA氷見市ヘルシオお茶プレッソのデモンストレーションを行う。発売から1ヵ月、出荷台数は予定の倍以上を記録している。田村さんは、海外メーカーが入ったおかげで調理家電を含め活況を呈したのも事実。日本メーカーとして逆に海外に打って出られる商品にしていきたいという。
⇒⇒⇒調理家電の共通点について新しい食べ方や飲み方がを提案し今までに無い機能を持ち合わせたという斬新さが特徴のようである・それがヒットにつながっているようだ。

稲尾和久記念館 https://www.city.beppu.oita.jp/06sisetu/annai/02sports/02-21siminkyujo.html
 大分の別府市民球場に併設されている稲尾和久記念館に足を運んだ。記念館と言っても、メインスタンドの一階にこじんまりと資料コーナーがある程度に過ぎない。館内には稲尾氏の現役時代のユニフォームや獲得トロフィー、また秀でた成績を記した表などが飾られ、生前のインタビュー映像が繰り返し流されていた。

◆「大阪府立中央図書館」(久野収図書収蔵)http://www.jca.apc.org/beheiren/373OosakadeKunoOsamu-ten.htm

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<昨年の今日>「今日からまた仕事です。課題を与えて過ごす。」http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130610/p1