アリの如く泥まみれになって働く

◆20代はアリ 30代はトンボ 40代は・・・
 アリのように勤勉に黙々と働けるか トンボのように複眼でものを見れるか そしてなにより温かい人間の心を持つことができるか
 ある仕事に就いてすぐリーダーになどになれるわけはない 優れたリーダーなどはほど遠く 高嶺の花 雲の上の存在 とにかくリーダーになりたければ10年間はアリの如く泥まみれになって働くことだ。若い時期に人生を切り開くための基本を身体と精神に叩き込む力を出し切るまで働くこと。「泥のように働け」ということに他ならない。
 30代 40代は世界一になるつもりで勉強する。この業界で自分が唯一 ONLY ONE。であると自負できるくらいに勉強すること。知識を高め 専門家 プロフェッショナルになること。
○○会社に○○という人物がいるが 凄腕で切れるらしい・・・などと噂されるくらいになりたいもの。例えば武田信玄山本勘助のごとく 優れた武将の影には優れた戦略家がいた という具合に。そして経験を積み重ねることは最も肝要。苦く辛い経験ほど力になる。言い方を変えれば 楽で安易な経験などなにも力にはならないということになる。困難に直面した時にどう処するかは知識だけで打破できない。失敗という宝物の経験をどう生かすか・・・いたずらに経験をすればよいというものではない その中で確固たる自信も沸いてくる。 
 自分の判断が正しいと言えない者は 経験不足か、ただ いたずらに時をやり過ごしているか、又は他人に甘え 失敗を恐れ 自分が出す結論に責任も持てず、常に ここぞという時に 上司や同僚に判断を投げ 逃げている。経験から培った「自分の判断は正しいっ!」と言えるまでの道のりは長く険しい。(20代30代をアリやトンボの如く働いていない者には無駄な話・・・。なぜなら、アリやトンボ時代に経験した苦い経験こそが貴方を成長させ、確固たる自信が身につき正しい判断力を生むからである)ただ常に 自分の出した結論が常に正しいわけではない。しかし 自分の出した結論を過信できない者には、間違ってしまった後の反省や否定や謙虚さもない。人は苦しい状況におかれればおかれる程 人の「痛み」がわかるようになる。(苦しい状況におかれたことのない人間ほど 人を批判し軽口をたたく)そしてこれまでにない知恵と力が生まれ、不可能が可能へと変わる瞬間を体験する。この時 理屈では言いあらわせない不思議なものを感じる。
 吐いて倒れるほど 考え抜けたのか、自分が出した結論に腹をくくれるのか、将来 大物になりたいのであれば、まず アリ から。アリは・・・建物であればその「基礎」。絵であれば・・・「デッサン」。化粧であれば・・・「下地」。努力する人を 社会も上司も 放っておかない。ただ最近 ちょっと仕事を覚えたからと言っては大言を吐く。ちょっとばかし仕事が上手くなったからと言っては一人前を気取る。1.2年で一人前と豪語し すぐ その見返りを要求する。そんな人に出会う度 私が思うことはただひとつ、所詮 これ限りのものか・・・と。これ限りとは ここが限界ということ。地道に苦労街道を歩んだ者に与えられるご褒美は、そんな人たちには 遠く夢のまた夢であろう。
 だからこそ言いたい。「負けてたまるか。」この言葉だけで生きてみよ。夢を見ながら、耕す人になるはず。夢は近付くよ。若者よまずはありの如く働け。

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