今日の金曜ロードSHOW!は『となりのトトロ』。

 すごい。たった一本、90分弱のこの映画が、日本中の子どもたちを夢中にさせて、今や誰でも知っている国民的アイドル。ほのぼのとした子どもとトトロの交流があります。まだまだ『トトロ』には、子供がワクワクする仕組みがたくさんあるようです。子供の時トトロはみんな好きでした。ちょっと大人になってくるとトトロ離れをして難しい作品に行く。そして成人して年を経るにつれて、またやっぱりトトロが好きになるのでしょうか。
◆「となりのトトロ」あらすじ
 5月の日曜日、サツキ(小学3年生)とメイ(4歳)はお父さんといっしょに、オート三輪に荷物を積んで郊外の古いお家に引っ越してきました。今度の引越しは、もうすぐ退院するお母さんを空気のきれいな田舎の家に迎えるためです。近くの農家の少年カンタに「オバケ屋敷!」と脅かされたが、事実、その家で最初に二人を迎えたのは、“ススワタリ”というオバケでした。引っ越しの当日、早くもサツキとメイは真っ黒なススワタリの群れを見つけてしまいます。新しい土地は自然があふれ、見るもの聞くもの、めずらしいものがいっぱいでした。
 ある日のことメイは、しげみのトンネルをくぐり大きな木の根元の穴で、不思議な生き物トトロに出会います。そして、メイは大喜びで、サツキとお父さんにトトロと会ったことを話して聞かせました。続いてサツキも雨の日のバス停でお父さんを待っていると、トトロが現れます。ずぶぬれのトトロにサツキは傘を貸してあげますが、トトロは暗やみの向こうからやってきたネコバスに乗ると、あっという間に行ってしまいました。その時にトトロからもらった木の実を家の庭にまき、夢だけど夢じゃないトトロとの交流が深まっていきます。
 夏休みに入ったある日、病院から電報が届きました。お母さんの病状が良くないと察したメイは、トウモロコシを届けようと一人で病院へ向かい迷子になってしまいます。一方サツキはいなくなったメイを捜しますが、どうしてもみつかりません。サツキはトトロに助けを求め、最後の力をふりしぼって、しげみのトンネルへと走りました。トトロはサツキをだきあげると、木のてっぺんにとび上がりネコバスを呼び寄せました。サツキをのせたネコバスは、夕やみの中、お地蔵様のそばにいるメイを見つけてくれます。さらにネコバスは二人をのせ、病院の庭の木の上でとまります。お母さんのが見え、窓から病室をのぞくと明るく笑うお父さんと元気そうな姿のお母さんの顔がりました。二人はお土産のとうもろこしを窓際に置き、一足先に家に帰ります。