”5日後…69回目の終戦の日”〜

◆「風をよむ」(2014年8月10日放送 8:00 - 9:54 TBS「サンデーモーニング」より)
 広島、長崎でに原爆が落とされてから69年。式典で広島市松井一実市長は「69年間戦争をしなかった事実を重く受け止める必要がある」と語った。また被爆者団体の代表と首相が「集団的自衛権」について意見を交換し首相は「戦争をする国になるという考えは毛頭ないとはっきり申し上げたい」と語った。
 なぜ日本は戦争を始めたのか。1920年関東大震災・金融恐慌など相次ぎ国民は政府への苛立ちがつのっていた。そんななか満州事変が勃発。世論も同調し強気な外交姿勢に転換。次第に軍国主義色が強まり五・一五事件二・二六事件など過激な行動が続発。作家の保阪正康は日本の「国民性は危険だと思っている」と語った。漫画「はだしのゲン」の学校の図書室での閲覧制限や、過激なヘイトスピーチなど海外から批判を浴びた。こうした動きをどう読み解けばいいのか。
 戦前の歴史と現在の日本をどう読みとくか。保阪は正方形にたとえ、国民を真ん中に一片は「言論の自由を抑え」一片は「弾圧立法」一片は「教育」一片は「暴力」の4点の観点を我々は見ておかなくてはけないとし、保阪が懸念するのが国会の在り方だと言う。戦争が起きた時は行政が言ったことを国会は聞くだけだったと指摘。そして現在は自民党30.6%なのに対して野党9.8%と1強の体制で、保阪は懸念を持つと語った。
 69回目の終戦の日を目前にスタジオで「風をよむを」うけてトーク。田中は過去から学んで新しい道を提案していくのが政治の役割だが、「与党も野党もその役割を果たしていない」と語った。大宅はお盆の上の豆のように一気に国民の世論が一方向に動くことが危険だと語り、その一方で言論の自由を与えているメディアが、戦争を煽った部分もある。だから様々な意見を報道しなくてはいけないのに言論の自由を盾に偏向報道してしまうのは危険だと説明した。岸井成格は、メディアの役割の重要性を強調し危ないと思ったら警鐘を鳴らしていくことが必要だと語った。

◆午前中は雨もすくなく、畑の草取りと畝づくり。来週にはまた、種を蒔きたいものである。

◆「今日の韓兵衛」
 官兵衛の脅威を語った前回の秀吉。そして二人の仲を切り裂く茶々の存在。軍師官兵衛が秀吉から郷里を置き、三成の存在だけが目立つ。時代は大きく動き出している。