今日土曜。

(今日のニュース)
台風18号 あさってにかけ西・東日本 接近の見込み
 台風18号沖縄県南大東島地方を暴風域に巻き込みながら北上し明後日にかけ東日本に接近する見込みで、気象庁・佐々木洋主任予報官は会見で暴風雨や高波に警戒するよう呼びかけた。沖縄・南大東島横殴りの雨が叩きつけるように降っており、明日明け方まで猛烈な風が吹く見込みで役場では防災無線で警戒を呼びかけていると伝えた。

御嶽山噴火受け各地で対策進む
 御嶽山噴火受け、噴火の実態の分析も進んでいる。3年前に新燃岳が噴火した霧島連山がある霧島市では噴火した際に避難を呼びかけるためのサイレンを設置し、登山口には避難ごうを設けている。霧島市・徳田純危機管理監は必要な所はまた増やしていければと思っていると語った。新潟県新潟焼山では、消防職員が登山口にある避難シェルターにヘルメット10個を配備した。富士山のふもと山梨・富士河口湖町にあるホテルの山下茂社長は宿泊客の避難誘導に使うマイクの電池確認や防災用品の保管状況などをチェックした。火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は、今御嶽山の活動は低調に向かっていることは事実だが、山頂部での再噴火というようなことも念頭に置いてもらいたいと語った。また、爆発が起きたらどこに逃げたらよいのかを考えながら付近を歩くなど、身を守ることを考え活火山には近付いてほしいと話した。

寺島実郎さんは語る。世界に連載の次回の「脳力のレッスン」はこの夏の中東・欧州のフィールドワークの報告。
 イスラムの台頭。1500万人のイスラムの欧州。砂上の楼閣ともいうべき湾岸諸国の隆盛と欧州の抑圧されたイスラムという二重構造。イスラム国(ISIS)には81か国の国籍の兵士が終結。彼らが本国に戻れば、テロが世界に拡散していく。安易にイスラム国に対峙する陣営に加担すると、攻撃の手は日本に及ぶことになるかも。日本はキリスト教イスラム教の対立、イスラエルパレスチナの対立、どちらにも中立でいられるユニークな立位置にある。中東に対して武器輸出もしていないし領土的な問題もない。技術を持った先進国というイメージで尊敬されている。適切な距離感をとれる位置にある。
 アメリカの失業率は5.9%まで下がった。金融引き締め、金利上昇を見越したドル高の流れ。今の日本の金融政策(毎月7兆円の投入。累積は120兆)はどうか。またリーマンショックがくる。悪知恵の資本主義、ビッグデータ武装した金融。1万分の1秒で先回りする仕掛け(ハイクエンシートレード)。まさに、究極のマネーゲームへ突入。ITで武装した金融界。濡れ手で粟のビジネスモデル。格差と貧困の拡大。こういったものをどう制御できるのか。