景気回復と国民所得増の戦略がない解散?昭和を代表する映画スター高倉健さん死去。

◆安倍首相会見 消費増税延期 衆院解散表明。
 安倍首相が記者会見し来年10月に予定していた消費増税を1年半延期し今週21日に衆議院を解散して国民に信を問う考えを正式に表明した。安倍首相は会見で再増税はデフレ脱却を危うくするなどと語った。
GDP連続マイナス 景気後退浮き彫り。7-9月期のGDPの速報値は前期比実質0.4%減、年率換算1.6%減だった。アベノミクスが政府の期待した通りの好循環につながっていない誤算が鮮明になった
 結局は、選挙結果を踏まえても消費税をあげるということにほかならない。1年半延期するだけ、また反動減が大きくなる。この時こそ、日本経済がどうあんるのであろうか。まずは、景気回復と国民所得の増の戦略が先ではないか。まさに、アベノミクスにかけている成長戦略が必要ではないか。

◆臨戦態勢の永田町。
 先週火曜日、訪問中の北京で安倍総理は、衆議院解散総選挙についてなにも決めていないと言ったが、昨日発表されたの7〜9月期GDP「速報値」が悪く、来年10月の消費税10%増税先送りし、解散総選挙をする。総選挙のスケジュールは12月2日公示、14日投開票が軸。これまで増税に賛成してきた民主党は、来年10月の消費税再増税は凍結すべきとの方針で一致した。民主・維新・みんな・生活は、再増税凍結で歩調を合わせることになった。解散総選挙のメリットについて、内閣支持率が高く、野党の選挙協力体制が整っていないので、選挙に勝つ可能性が高い。選挙に勝つと、国会運営がしやすくなる。国会運営が順調に進めば総裁選で再選の可能性があり、長期政権の可能性がしている。ほかにも、アベノミクスの成果への追及もかわすことができるという予測である。
寺島実郎氏が、「国民にとっては不必要だが、政治家には必要な選挙で、大事なことをなにもやっていない。国民はそこまで愚かではない、思ったほど勝てないのではないか。」と話した。
・大宅映子氏は、「政治不信が高まるばかりだ、増税を先送りにしたところでよくなるとは限らない、ただ景気がわるいだけで、ほかにやらなければいけない対策がある。」と話した。
中西哲生氏は、「国民が意味を見つけられないので、裏の策略を見つけられないと、今後政治はよくならない。」と話した。

高倉健さん死去。「不器用ですから」名演技の数々。
 日本生命のCMの「不器用ですから…」が名台詞となった日本の男を背中で表現、昭和を代表する映画スター高倉健さん死去。高倉さんは1954年に明治大学卒、東映ニューフェイス第2期生となった。電光空手打ちで銀幕デビュー、任侠映画で当たり役となり1976年に東映を退社しフリーに転向した。幸福の黄色いハンカチで第1回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞などを獲得、南極物語などに出演、あなたへが遺作となった。バラエティ番組のSMAP×SMAPに出演した際には話題となり、去年11月に映画俳優初の文化勲章を受章した。高倉健さんは文化勲章を受章した際に、勲章に恥じないものをやらないといけないと語った。

◆政局より『デフレ脱却』の政策を。日本の将来を示せる政治家はいないのか。
 http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20121113/p1

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