「「どうにかなる」という考えでなく、「どうなるか」を研究し「どうするか」の計画を立てて実行することだ。」そして事業成功の秘訣20か条(鹿島 守之助)

<2月2日生まれの偉人>
◆酒匂 秀一 (さこう しゅういち、1887年(明治20年)2月2日 - 1949年(昭和24年)7月23日)は、日本の外交官。駐ポーランド特命全権大使在任中、ナチス・ドイツによるポーランド侵攻に際し、1939年(昭和14年)1月ナチス・ドイツアドルフ・ヒトラー総統とポーランド外務大臣ユゼフ・ベック大佐の直接会談を実現。ソヴィエト連邦牽制のため、ドイツとポーランドの友好を維持しようとした。また、在ソヴィエト連邦大使館一等書記官を務めていた際には、ヨシフ・スターリンによる大粛清を逃れてきた共産党勝野金政を保護した。
◆嶋中 雄作(しまなか ゆうさく、1887年2月2日 - 1949年1月17日)は、出版人・編集者、中央公論社社長。奈良県生まれ。奈良県桜井市生まれ。島中雄碩の4男。次兄に島中雄三。社会主義運動家で文筆家だった兄雄三と混同されることが多かったため、姓を「嶋中」に変えた。1912年10月早稲田大学文学部哲学科卒業後、中央公論社に入社。1913年、『中央公論』の婦人問題特集号を企画、これが成功したところから1916年、『婦人公論』を創刊し編集長となる。1925年、編集主幹だった滝田樗陰の死去を受けてそのポストを引き継いだ。1928年、社主麻田駒之助から同社を譲り受けて社長に就任した。
 1929年に出版部を新設し、初の単行本としてレマルク著、秦豊吉訳『西部戦線異状なし』を刊行した。この世界的ベストセラーを日本に紹介した出版事業は大成功を収めた。続いて坪内逍遥訳『新修シェークスピヤ全集』(1933)を出版。谷崎潤一郎に『源氏物語』現代語訳を勧め、1941年、これも大評判を呼んだ。ほかに豊田正子を主とする『綴方教室』も当時の代表的ベストセラーとなる。嶋中の、編集者・出版人としての功績は大きく、谷崎潤一郎永井荷風を徹底的に後援した。明治の末から戦後まで、日本の文壇、論壇の中心的存在として、ゆるぎない地位を占めていた中央公論だったが、戦時体制下では反軍国主義自由主義的な姿勢を貫いたため、厳しい言論弾圧の対象となった。石川達三の『生きてゐる兵隊』の掲載が刑事事件として有罪となり、谷崎の連載『細雪』を二回で中断されるなど、軍部から弾圧を受け、1944年7月、解散命令を受け廃刊となった。戦後、嶋中は『中央公論』を1946年新年号から復刊させるが、ほどなく病に倒れた。
◆上田 辰之助(うえだ たつのすけ、1892年2月2日 - 1956年10月13日)は経済学者、思想史家。一橋大学名誉教授。元日本学士院会員。ペンシルベニア大学博士。正三位勲一等瑞宝章イタリア王国コンメンダトーリ・コローナ・イタリヤ受章。
◆鹿島 守之助(かじま もりのすけ、明治29年(1896年)2月2日 - 昭和50年(1975年12月3日)は、日本の外交官、実業家、政治家、外交史研究家。法学博士。鹿島建設会長。鹿島建設「中興の祖」。参議院議員を18年間務める。第1次岸内閣の国務大臣北海道開発庁長官。文化功労者。戦前よりアジアの地域統合「パン・アジア」(汎アジア)を提唱し、生涯にわたりその思想のもとに行動する。
 ●名言
 ・事業が古くなるとその五割は失敗する。
 ・「どうにかなる」という考えでなく、「どうなるか」を研究し「どうするか」の計画を立てて実行することだ。
 ・事業成功の秘訣20か条
  1.「旧来の方法が一番いい」という考えを捨てよ。
 2.絶えず改良を試みよ、「できない」と言わずにやってみよ。
 3.有能な指導者をつくれ。
 4.人をつくらぬ事業は滅ぶ。
 5.「どうなるか」を研究せよ。どうにかなるという考え方、すなわち東洋人の宿命観を捨てること。
 6.本を読む時間を持て。
 7.給料は高くせよ。
 8.よく働かせる人たれ。
 9.賞罰を明らかにせよ。
 10.なるべく機械を使うこと。
 11.部下の協力一致をはかれ。
 12.事業は大きさよりもつり合いが肝心。
 13.何よりもまず計画。
 14.新しい考え、新しい方法の採用を怠るな。
 15.独りよがりは事を損ず。
 16.イエスマンに取り巻かるるなかれ。
 17.欠陥は改良せよ。
 18.人を恨まず突進せよ。
 19.無駄を見つける目を開け。
 20.仕事を道楽とせよ。
 ・時勢がどんどん進んでいく現代では、動的安定しかなく、常に積極的に進歩改良を心がけていかねばならぬ。これが私の事業観であり、人生観でもある。
◆張 富士夫(ちょう ふじお、1937年(昭和12年)2月2日 - )は、日本の実業家。トヨタ自動車株式会社名誉会長、株式会社デンソー社外監査役、株式会社豊田自動織機社外取締役東和不動産株式会社監査役東海旅客鉄道株式会社社外取締役、公益財団法人日印協会理事・副会長、一般財団法人日中経済協会代表理事・会長。トヨタ自動車代表取締役社長(第4代、工販分離前から数えると第9代)、同社代表取締役副会長、同社代表取締役会長(第4代、工販分離前から数えると第8代)を務めたほか、社団法人日本経団連副会長、社団法人日本自動車工業会会長、財団法人道路システム高度化推進機構理事長、財団法人高速道路調査会副会長、財団法人財務会計基準機構理事、財団法人駐車場整備推進機構会長、内閣の教育再生会議委員、国土開発幹線自動車道建設会議委員、ソニー社外取締役を務めた。
 ●名言
 ・私もそうでしたが、若い人にはまず簡単な仕事をやらせます。大切なのは結果だけを教え、手段は自分で考えさせることです。自分で工夫し、うまくいったら本人は嬉しいものです。そして、順序を踏んで難しい仕事をやらせます。こうすれば必ず人は育ちます。それには現場という訓練の場が必要です。
 ・教育と訓練は違います。教育は本を読み、先生の話を聞いて頭で学ぶことです。訓練は何度も繰り返して体験することです。人を育てるには何よりも実践が必要です。

<今日のニュース>
◆あの記念Suicaに・・・ 申し込み殺到・・・169万枚超。
 去年12月、購入希望者が殺到し販売中止になった東京駅開業100周年記念SuicaJR東日本は希望者全員が購入できるよう変更し、3日前からインターネットなどで受付を開始。今朝の時点で申込枚数が約169万5000枚に登っている。申込は予定通り来週月曜まで。なお、今年度内に発送できる10万枚は大幅に超えたため、最初の10万枚は抽選で残りは来年度以降の発送となる。
◆海外の日本人 警戒の動き。
 イスラム国は今後も日本人を標的にするとしており、海外に住む日本人の間で警戒する動きが広がっている。去年6月に一方的に「国家」の樹立を宣言したイスラム国は、既存の国境の枠を超えたイスラム国家として勢力を拡大しようとしている。今、世界各地のイスラム過激派組織の間でイスラム国に呼応する動きが出ている。イスラム国は声明の中で忠誠を誓った過激派組織がある国を自分たちの国の州と主張し、5年以内に支配するとした地域はヨーロッパ・アフリカ・アジアにまたがる統一国家を創り上げるとしている。イスラム国が今後も日本人を標的にするとしていることを受け、外務省は海外に住む日本人に注意を呼びかけている。専門家は治安情報や注意情報に関しては常に注意を払う必要があると述べた。
 一方、成田空港では空港を狙ったテロの防止に向けて警察がターミナルを中心に警備を強化している。また入国管理局は入国審査での確認を徹底するなど水際対策を強化している。
東京五輪に向けて 養成講座がスタート。
 5年後のオリンピック・パラリンピックに向けて、外国人旅行者に英語で道案内などをする東京都の語学ボランティアの養成講座がスタートした。今日は八王子市で初めての講座が行われた。東京都は語学ボランティアを3万5000人育成する計画で、来年度から都内各地で講座を開く計画となっている。