株価ついに2万円台 実感は。

<今日のニュース>
◆株価ついに2万円台 実感は。
 東京証券取引所日経平均株価が、2000年4月以来15年ぶりに2万円台を回復した。国内企業の業績拡大や景気回復への期待感を背景に買い注文が出たとみられる。。ミニバブルではないかという指摘について甘利経済再生相は、「否定的にとらえる必要は無い。小さなバブルは制御可能だと思う」とコメントしている。
 前回株価が一時2万円台を回復したのは平成12年。九州・沖縄サミットが開催され、二千円札が発行された。その後、株価は米同時多発テロリーマンショック東日本大震災などを背景に低迷が続いたが、3年前の政権交代が転機となった。株価は今年に入って、アメリカやヨーロッパでも最高値を更新するなど上昇傾向にある。世界的な金融緩和による「カネあまり」に支えられている形だ。
 このところの株高で大きな利益を得る個人投資家がいる一方、株価上昇の恩恵は株を持たない人にも及んでいる。格付投資情報センター企業年金の運用状況をまとめた結果、運用資産が2年前に比べて約1兆円も増えていることがわかった。昨年度の利回りがプラスになれば、企業年金の運用利回りは4年連続のプラスとなる。しかし、地方の中小企業などからは景気回復の実感は十分にないという声も聞かれる。今後については専門家でも意見が分かれていて、日本経済は前向きな方向に転換したという意見もあれば、株価が調整するリスクは持っていると慎重な意見もある。株価上昇の背景には、大手企業中心に業績が改善し、個人消費の拡大や景気回復への期待感が強まり、海外からの投資資金も呼び込んでいることが要因。

寺島実郎さん「報道ライブ21--世界を知る力」(BS11・21時より>
 ●寺島発言
 ・昨日は沖縄タイムスでの講演の機会に翁長知事とも面談。
 ・中国主導のAIIB吟行え世界の流れが変わってきた、日米が孤立?
 ・株2万円、外資18兆円に加えてクジラ(日銀・年金・郵貯)で30兆円で上がっている。
 ●ゲスト長崎大学片峰茂学長発言
 ・映画「風に立つライオン」のモデルは長粼大学の志を持った医者たち。
 ・熱帯医学研究所。ケニアエイズ。医学、工学、水産など日本最大のアフリカ拠点。
 ・エボラ出血熱など薬やワクチンの無いBSL−4という難病の研究・教育拠点を日本にもつくる意 気込みを示す。


<4月10日生まれの先人の言葉>
淀川長治
 ・人間が生きるということはどういうことかといつも考える。すると死ぬことだということに帰着する。死ぬとわかれば今日この一日を十分に生きねば損だと思う。
 ・キザな言い方だが、講演するときもこのあと私はきっと死ぬのだと自分に言い聞かせることにしている。するとその講演に命をかける。二時間がまるで20分ぐらいの勢いでしゃべってしまう。講演の後は汗でびっしょりだ。けれども不思議なことにこの方が疲れない。思いっきりやったという私だけの満足感が疲れを忘れさせる。
永六輔
 ・人と一時間話をすれば、厚い本を一冊読んだのと同じくらい何かを得るものだ。