新幹線は事故を起こしません。そのように作りましたから。(島秀雄)

<5月20日生まれの先人の言葉>
高村智恵子
 ・我をすてさへしたら お互いに自分を押し通すことさへすてたら 自分をすてきって もし人々が愛することさへできたら はじめて おだやかな
幸福な世界になのでせう…。
 ・ただ一つ内なるこえ  たましひに聞くことを  お忘れにならなひやう。
 *智恵子の生家・記念館
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 ・二本松市にある「智恵子記念館」がある。駐車場から行くと、旧街道沿いに「智恵子の生家」があり、その裏に記念館がある。ここは旧安達町(現二本松市)が、ふるさと創生事業で智恵子の生家を買収、復元し、93年にオープンしたもので、裏庭にある智恵子記念館は酒蔵をイメージした造りになっている。明治初期に建てられた生家は、造り酒屋で新酒の醸成を伝える杉玉がさがっている。生家の中は、土間から覗いただけだが1,2階で10数部屋もある広い家で,台所道具や仏壇など明治の商家の面影を残している。二階には智恵子の部屋も残されている。
 隣にある「智恵子記念館」に入った。白基調で明るくきれいな記念館である。入口を入ると目の前に智恵子の大きな写真が迎えてくれる。受付横の休憩室はビデオルームとなっており、"智恵子の生涯"について紹介。展示室は一二階にあり、それほど広くはないが、綺麗に整理されていて良い雰囲気だ。油絵,デッサン、雑誌の表紙絵、書簡など若い頃の彼女の描いたものも展示されているが、展示スペースの多くを「紙絵」が占めている。彼女が精神の病で入院中、亡くなるまでの一年程の間に千数百点もの作品を残し、奇跡と言われた多くの紙絵は、シンプルな中にも豊かな感性が感じられ、彼女の美的感覚の素晴らしさが伝わってくる。
島秀雄(鉄道技術者)
 ・「出来ない」と言うより、「出来る」と言う方がやさしい。何故なら「出来ない」と言うためには、何千何百とある方法論の全てを「出来ない」と証明しなければならない。しかし、「出来る」と言うためには、数々ある方法の中からたった一つだけ「出来る」と証明すればいいからである。
 ・新幹線は事故を起こしません。そのように作りましたから。
 ・95点か。なぜ5点が取れなかったか考えなさい。ほめるのは、それからです。
前畑秀子(水泳・ベルリン五輪金メダル)
 ・優勝できなかったら、帰りの船から飛び込んで死ぬしかない。しかし自分は泳げる。さてどうやって死ぬか。
相田みつを
 ・美しいものを、美しいと思える あなたの心が美しい。
 ・善悪、大小、かねの有る無し、社会的な地位の上下などという、人間の作った相対的な価値観を一切やめてみることです。
 ・どのような道を歩くとも、いのちいっぱいに生きればいいぞ。
 *「相田みつを美術館」 http://www.mitsuo.co.jp/museum/index.html
 昨年は相田みつを生誕90周年を迎えたが、有楽町駅を降りて、すぐ東京駅よりに信号を渡ると東京国際フォーラムがある.その地下に「相田みつを美術館」がある。1984年に発表された「にんげんだもの」で広く知られるようになった彼の作品は,独特の書体で,人の心に響く短いフレーズの詩を描いた書である。館内には,それらの書が沢山展示されている。ひとつひとつ,それを読んでいくと,なるほどそうだなと共感できる詩が多い.これが人気の理由かも。
 彼の詩(書)は,自分の心に起る問題を,もう一人の自分が少し高い視点で冷静に見つめているような内容に感じる。人生にはいろいろなことがある。悩まず,怒らず,自然体で人間らしく,前向きに生きていこうという人生の応援歌である。カレンダーや日めくり言葉としても販売されている。
 *「相田みつを心の美術館」 http://www.hanasaryo.co.jp/mitsuo/
 栃木県足利市に生まれ「人間だもの」「生きていてよかった」など力強く、繊細な書によって、現代人の心を強くひきつける相田みつを。在家のまま仏法を学び、人間愛の真実を探求し、孤高な精進を全うしたその生涯感じとれる。
王貞治
 ・今年は一本も打てないんじゃないか、と不安にもなる。
君原健二
 ・努力の成果なんて目に見えない。でも、紙一重の薄さも重なれば本の厚さになる。