長崎 きょう70回目の原爆忌。
◆安倍首相非核三原則、長崎では明言。
長崎は今日70回目の原爆の日を迎えた。平和記念式典で田上市長は安全保障関連法案に触れ、不安・懸念が広がっているとして、政府と国会に慎重な審議を求めた。そして原爆が投下された午前11時2分に黙祷が行われた。平和祈念式典に安倍首相やゴッテメラー米国務次官ら過去最多の75カ国の代表が参列し、新たに死亡が確認された被爆者3373人の名簿が奉安された。安倍晋三首相は9日、長崎市で行われた平和祈念式典のあいさつで、安倍首相は広島では述べられなかった非核三原則について言及し、則を堅持する方針を明言した。6日の広島市での平和記念式典では、首相は安倍首相は広島では述べられなかった非核三原則について言及した。広島では、非核三原則に言及せず、野党や被爆者団体などから批判の声が上がっていた。国内外に明確に発信することで、懸念を払拭(ふっしょく)する必要があると判断したとみられる。首相は9日のあいさつで、「世界で唯一の戦争被爆国として、非核三原則を堅持しつつ、『核兵器のない世界』の実現に向けて、国際社会の核軍縮の取り組みを主導していく決意を新たにした」と述べた。
<8月9日生まれの先人の言葉>
●後藤田正晴(政治家)
・二人か三人しかおらん上役をごまかせないような奴は、一人前になれるワケがない。しかし、下の目はごまかせない。
・大衆というのは、個人個人をとってみれば、いろんな人がいる。賢い人もいるし、愚かな人もいる。しかし、全体としての大衆の判断は、非常に賢いといえるのではないか。だから、政治家だけでなく、公的な仕事にあたる人は、大衆のマスとしての判断は賢なり、という考え方で行動しなければ、必ず国民からしっぺ返しを受ける。
●池上彰(キャスター、ジャーナリスト)
・自分がわかっていないと、人に正確に、わかりやすく伝えることは不可能です。
・まずは『自分が知らないことを知る』。『伝える力』を高めるには、このことに気がつく必要があります。
・何かを調べるときには、『学ぼう』『知ろう』という姿勢にとどまらずに、まったく知らない人に説明するにはどうしたらよいかということまで意識すると、理解が格段に深まります。理解が深まると、人にわかりやすく、正確に話すことができるようになります。
・自分の発言を相手がどう受け止めるのかを推し量ることが、伝える力の一番のポイントです。
<今日の雑感>
江戸検定受験へ。テキスト熟読。
<本の紹介>
・ 後藤田正晴と十二人の総理たち―もう鳴らない“ゴット・フォン”http://d.hatena.ne.jp/asin/4163681205
・ 政と官 http://d.hatena.ne.jp/asin/4062072262
・ 原爆災害―ヒロシマ・ナガサキ (岩波現代文庫 学術149) http://d.hatena.ne.jp/asin/4006001495
・ 池上彰の戦争を考える http://d.hatena.ne.jp/asin/4
・ 新編 後藤田正晴―異色官僚政治家の軌跡 (中公文庫) http://d.hatena.ne.jp/asin/4122050995047317713
・ 世界から戦争がなくならない本当の理由 http://d.hatena.ne.jp/asin/4396615345
・ わが上司 後藤田正晴―決断するペシミスト (文春文庫) http://d.hatena.ne.jp/asin/4167560097