夏も終わりでしょうか。

◆暑い中、畑のくさとりに追われている中、「つくつくほうし」がなく続けていた。子供時代の記憶をたどると、なつも終わりなのか感じるが、その一方ミンミンゼミのこえも聞こえる。まだ夏なのであろうか。暑い日が続き、動けば汗をかく。明日は低気圧から全国的に雨模様。でも、まだまだ気温はさがっていない。まだまだ暑いのであろうか。

◆風をよむ 〜“母たちの安保法案”〜(2015年8月16日放送 8:00 - 9:54 TBS「サンデーモーニング」より)
 国会前で続く若者たちの安保法案への抗議活動は大学生から高校生、若者ばかりでなく学者や研究者に広がり、7月下旬、ついには女性たち、母親たちがデモを行った。今月9日には札幌市内でも母親たちによるデモが行われた。こうしたデモを主催したのは「安保関連法案に反対するママの会」。インターネットでよびかけに応じた賛同者は1万9000人を超えた。この団体のメンバーは会見で「この法案が閣議決定された日に、自分の子に”戦争に私たち行くの?”と言われたとき本当にショックだった。そんな言葉を二度と言わせたくない」と語った。こうした状況を反映するかのように、普段は芸能・美容の話題を扱うことの多い女性誌も安保法制関連の特集を組んでいる。特集を組んだ「女性自身」の田邊編集長は「女性たちは福島原発事故以降、子どもを守りたいという視点で安保法制の行方を見ている」「読者アンケートでもこうした記事への反応は高い」と語っている。
 母親たちの間でも安保法案への関心が高まっている。行楽地で子どもを連れた母親に聞くと「絶対反対。解釈を変えるだけで戦争も10年後とかに参戦しちゃうんじゃないかな」、「今止めておかないともう戻れなくなってしまうんじゃないか」、「自分の子どもとなると、戦争に行ってほしくない」、などの意見があったが、「中国のこともあるから、そういうこと(安保法制の整備)をしておかないと怖い」、「すぐ反対と言いたくなっちゃいますけど、5年先10年先、日本全体というとなんとも言えない」と法案に理解を示す声も聞かれた。紅月行われたJNN世論調査で「安保法案の今国会での成立について」の賛否を聞いたところ、「反対」は男性で57%、女性で64%だった。これからの日本を左右する法案に、母親たちが関心を向け始めた。
 橋谷能理子は「街の声を聞くと、よくわからないという人が4分の1ほどいる。よくわからないではなく、知ろうとして考えてほしい」、姜尚中は「普通の生活をしたい、との要望を戦後は可能にした。個人、国民のために国家がある、というのが保守。保守は、中国とか外的が来ますよと脅威論をふりかざした場合、米軍が基地をやめると言った場合、それでも平和憲法を抱きしめていくんだ、というそこに覚悟が必要。そうしないと沖縄が見えてこない。これまでは沖縄を犠牲に成り立ってきた。今後はその覚悟がどこまでいけるかが問われていて、安保法制を通したい側から脅威論がでてくると思う」と語った。萱野稔人は「子どもを守りたいという感情は素朴であるがゆえに強固で強い」、岸井成格は「女性の本能的な直感は重要」「安保法制を通じて、多くの国民が戦前に回帰しているとの懸念を持ち始めた」「特定秘密保護法から一連の流れを見ると、戦時体制づくりをしていることは間違いない」と語った。

<8月16日生まれの先人の言葉>
井上貞治郎(実業家)
 ・私はいま幸せだ。折に触れて追憶し、楽しめる「苦しかった過去」を持っているからである。苦あればこその楽しみだ。苦しみを経た者しか、真実の喜びは味わえないと思う。
 ・人よりいい商品を安く売ることだ。こうすれば金は自然に儲かる。金は儲からないのではなく、人が儲けないのだ。そして、天から授かった福運は絶対に自分のものとすること。つまり、握ったら離すな!
菅原文太(俳優)
 ・男心いうんは、そういう純なもんでね。この純な心いうもんを、いまの世の中は忘れているわなぁ。
 ・オレも偉そうなことはいえんな。オレもぐうたら人間でね、本質は。仕事のないときは家でゴロゴロしている。たかだか人間、気軽にやったほうがええわな。