不思議だと思うこと、これが科学の芽です。(朝永振一郎)

◆今日の言葉
 人見絹枝(日本女性初のオリンピック選手・メダリスト)
 ・いくらでもののしれ。私はそれを甘んじて受け入れる。しかし、私の後から生まれてくる若い選手や日本女子競技会には指一つ触れさせない。
 朝永振一郎ノーベル賞物理学者)
 ・不思議だと思うこと、これが科学の芽です。
 棟方志功(版画家)
 ・わたくしは、わたくしだけで始まる世界を持ちたいものだと生意気にも考えました。

◆25日の参議院委員会で「米軍が国際人道法違反を行った場合、米軍であっても支援しないか。」と山本議員は安倍首相に迫った。
 山本議員の追及はきょうも厳しかった。夥しい数の民間人を虐殺した米軍の「イラクファルージャ掃討作戦」をもとに、安倍首相に迫った。
 「(戦争犯罪を定めた)ジュネーブ条約に違反する米軍に後方支援することは、日本も共犯者になりはしないか。」と。安倍首相が「私は検証する材料を持っていないのでお答えできない」とかわすと、山本議員は「(ファルージャ掃討作戦の)検証委員会を設けて下さい」と畳みかけた。
 (ここで午後6時となりNHKは山本議員の追及を途中で切った)
 ・・・・「イラク戦争で数々の民間人大量殺戮を行ってきた「戦争犯罪常習国」、その米国は過去日本の民間人も原爆、空襲で大量殺戮したが、これは戦争犯罪ではないのか。」と問われるも自ら答弁せずに逃げた、安倍首相。日本人を殺されても米国を非難できない。「もはや一国では守りきれない」との安倍首相の言葉を「日本だけでは日本を守れないから集団的自衛権が必要」と理解しているが、今回の集団的自衛権は、日本を守るためでなくて米軍を守るためのもの。本来であれば、憲法改正でないか。現在の憲法では規定できないという解釈をしていたのであれば、法案ではなく、憲法改正ではないか。そんな思いがする。
 
<8月29日生まれの先人の言葉>
大内兵衛(経済学者)
 ・一つの波(つまり逆境)を乗り越えて、それを振り返って見たときが、人生の中で一番愉快なときである。
市川雷蔵(8代目)(俳優・歌舞伎役者)
 ・そんな粋な話じゃないよ。(眠狂四郎語録)
谷岡ヤスジ(漫画家)
 ・勉強するバカ、しないバカ、同じバカならおどらなソンソン。

<本の紹介>
・ 二十世紀と格闘した先人たちーー一九〇〇年 アジア・アメリカの興隆(作者:寺島実郎、出版社:新潮文庫
  https://www.shinchosha.co.jp/book/126142/
・ 新・観光立国論−モノづくり国家を超えて(作者:寺島実郎、出版社:NHK出版)http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E3%83%BB%E8%A6%B3%E5%85%89%E7%AB%8B%E5%9B%BD%E8%AB%96%E2%80%95%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%82%92%E8%B6%85%E3%81%88%E3%81%A6-%E5%AF%BA%E5%B3%B6-%E5%AE%9F%E9%83%8E/dp/4140816783
・ 人見絹枝物語―女子陸上の暁の星 (朝日文庫) http://d.hatena.ne.jp/asin/4022605847