「干支(かんし)」を覚えよう。
江戸検のために
①甲(こう) 乙(おつ) 丙(へい) 丁(てい) 戊(ぼ) 己(き) 庚(こう) 辛(しん) 壬(じん) 癸(き) そして、干支に必要なのが十二支です。
②十二支は、「ね・うし・とら・う・・・」と言葉で言うのは簡単ですから、漢字で書けることがポイントになります。
漢字で書くと次のようです。
子(ね) 丑(うし) 寅(とら) 卯(う)
辰(たつ) 巳(み) 午(うま) 未(ひつじ)
申(さる) 酉(とり) 戌(いぬ) 亥(い)
③十干と十二支が漢字で書けるようになると、次に「干支」を覚える段階になります。「干支」はどのように作られているかについて「こよみ読み解き事典」によれば、十干と十二支を、それぞれ初めより一つずつ順繰りにとって組み合わせていく。まず甲と子、次に乙と丑、丙と寅、丁と卯、と順々に作っていくと、10番目に癸酉ができる。ここで十干は終わりになるから、また甲に戻り、十二支の方はそのまま11番目の戌をとって甲戌、次に乙亥とする。亥で十二支の方は終わるから、また初めに戻り、子をとり乙の次の丙とで丙子を作る。このようにして組み合せていくと、60の干支ができる。これを六十干支という。
ポイントは冒頭の「十干と十二支を、それぞれ初めより一つずつ順繰りにとって組み合わせていく」という簡単なことなのですが、一度読んだだけでは難しいかもしれません。「干支」の作り方は、「こよみ読み解き事典」通りですが、参考になるかわかりませんが、一応「六十干支表」の作り方を書いてみます。
甲① 乙② 丙③ 丁④ 戊⑤ 己⑥ 庚⑦ 辛⑧ 壬⑨ 癸⑩
甲⑪ 乙⑫ 丙① 丁② 戊③ 己④ 庚⑤ 辛⑥ 壬⑦ 癸⑧
甲⑨ 乙⑩ 丙⑪ 丁⑫ 戊① 己② 庚③ 辛④ 壬⑤ 癸⑥
甲⑦ 乙⑧ 丙⑨ 丁⑩ 戊⑪ 己⑫ 庚① 辛② 壬③ 癸④
甲⑤ 乙⑥ 丙⑦ 丁⑧ 戊⑨ 己⑩ 庚⑪ 辛⑫ 壬① 癸②
甲③ 乙④ 丙⑤ 丁⑥ 戊⑦ 己⑧ 庚⑨ 辛⑩ 壬⑪ 癸⑫
次の作業として、順に①に子、②に丑、③に寅、④に卯、⑤に辰、⑥に巳、⑦に午、⑧に未、⑨に申、⑩に酉、⑪に戌、⑫に亥をそれぞれに入れていきます。すると次のような表ができあがります。これが「六十干支表」です。
甲子 乙丑 丙寅 丁卯 戊辰 己巳 庚午 辛未 壬申 癸酉
甲戌 乙亥 丙子 丁丑 戊寅 己卯 庚辰 辛巳 壬午 癸未
甲申 乙酉 丙戌 丁亥 戊子 己丑 庚寅 辛卯 壬辰 癸巳
甲午 乙未 丙申 丁酉 戊戌 己亥 庚子 辛丑 壬寅 癸卯
甲辰 乙巳 丙午 丁未 戊申 己酉 庚戌 辛亥 壬子 癸丑
甲寅 乙卯 丙辰 丁巳 戊午 己未 庚申 辛酉 壬戌 癸亥
これから覚えていこう。
<10月19日生まれの先人の言葉>
●高橋荒太郎(実業家)
・会社を訪問したらトイレを見る。トイレが汚かったら、取引はしない。
・私は機会があれば何度でも経営方針の話をします。なぜなら、経営方針というものは、一度聞いただけでは分からず、何回も何十回も聞いて分かるものだからです。
●童門冬二(作家)
・起・承・転・転。
・終身現役、命の最後の一滴まで燃焼させたい。
・学びの姿勢を無くしたとき、人は本当の意味で「老いる」のだ。
<本の紹介>
・ 知識人99人の死に方 (荒俣宏著・角川書店)
http://www.amazon.co.jp/%E7%9F%A5%E8%AD%98%E4%BA%BA99%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%AD%BB%E3%81%AB%E6%96%B9-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E3%82%BD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%8D%92%E4%BF%A3-%E5%AE%8F/dp/404169034X
過去の著名人の死に方にも、その人のキャラクターが強烈に表れるんだなぁと思った。名前しか知らなかった作家に興味を持ち、その人の作品 に関心が湧く。新しい分野へ興味を広げられるという意味では良い本かと。死生観、遺言の中からピックアップしてみると、
・向田邦子:死んだ後も人に思い出してもらえるようなものを書こう。
・中川一政:夭折の天才ではなく、長距離選手として走り通すことが一番
・松本清張:通夜、葬儀は不要なり
・扇谷正造:四十にして初めて惑い、五十にして志を立て、六十にして事に励み、七十にして事をなしとげ、八十にして引退する。
・大宅壮一:ライフワークを手がけるのが10年遅かった。
などが興味深い。