2015年ヒット商品ランキングベスト30。そして、2016年 消費を動かすキーワード “○○なのに!!”

◆2015年ヒット商品ランキングベスト30。そして、2016年 消費を動かすキーワード “○○なのに!!”
 2015年ヒット商品ランキングベスト30を発表。(日経トレンディ調べ)。1位は北陸新幹線、2位火花、3位インバウンド消費を紹介。(4位・コンビニドーナツ、5位ココナツオイル、6位ガウチョパンツ、7位チョイ呑み、8位明治プロビオヨーグルトPA-3、9位南アルプスの天然水&ヨーグリーナ、10位アップルウォッチ、11位ペッパー、12位おにぎらず、13位マインクラフト、14位ディープセラム、15位紙パック式掃除機MC-JP500G、16位折れないシャープペンシル、17位ジレットプログライドフレックスボール、18位プロテカ360、19位ブルーボトルコーヒー、20位まいにち、修造!、21位0.01mmコンドーム、22位メロンパンの皮焼いちゃいました。、23位COTON、24位ふるさと納税&プレミアム付き商品券、25位スプラトゥーン、26位スキレット、27位定額制音楽配信、28位MIRAI、29位ラグビーW杯、30位機能性表示食品。今年の傾向について日経トレンディの伊藤健編集長は、「日本再発見というのが一番大きな共通のテーマ」と話した。第24位には、ふるさと納税&プレミアム付き商品券、第29位にはラグビーW杯など、日本の魅力の光るものが多数ランクインした。
 2016年のヒット予測でしたいのは、近大ナマズナマズだが、食べるとウナギの味がする。2016年のホット商品予測カレンダーでは、ヒット予測ベスト30で第1位にランクインしている新電力トリプルセット割では、異業種が家庭用電力事業に参入できるようになる。第2位は激安オムニ家電で、来年発売予定の「AQUADIGI」はドア部分が液晶になっており、動画メッセージなどを残しておくことができる。第11位の無充電スマホ「Solar Rugged Phone」は、ディスプレイ部分が充電器になっており光を当てると充電できる。第24位の超人スポーツとは、様々なデジタル機器を使って自分が超人になったつもりでスポーツができるというもの。「HADO」や「バブルジャンパー」という超人スポーツを紹介した。超人スポーツは、高齢者や障害者が機械を身につけ若い人や健常者らと同じようにスポーツができ、リハビリなどでの応用が期待されているそうだ。小樋は日本再発見ということだが、来年はどういう結果になるのであろうか。

<11月8日生まれの先人の言葉>
相馬愛蔵中村屋創業者)
 ・社会が公平なりと認める儲けしか頂戴しないで、真面目にやっていく店は、自然と繁盛するものである。
 ・店員並びに家族全体に生活の不安を与えてはならない。
●団藤重光(法学者・裁判官)
 ・死刑の存廃は一国の文化水準を占う目安である。
 ・法が社会的適応性を失った時は、死物と化する。
 ・疑わしきは被告人の利益に。
<本の紹介>
 ・「俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方」(坂本孝著・商業界)
  http://www.amazon.co.jp/%E4%BF%BA%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%80%81%E4%BF%BA%E3%81%AE%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%81%E2%80%95%E3%81%B6%E3%81%A3%E3%81%A1%E3%81%8E%E3%82%8A%E3%81%A7%E5%8B%9D%E3%81%A4%E7%AB%B6%E4%BA%89%E5%84%AA%E4%BD%8D%E6%80%A7%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9-%E5%9D%82%E6%9C%AC-%E5%AD%9D/dp/4785504544
 本書は、ブックオフの創業者で、今は、全くの異業種である飲食業の中で、改革とも言える取り組みをすることで、大きな注目と成果を出している坂本孝さんの書かれた本です。「俺のイタリアン」をはじめとする彼の店では、通常の飲食業で常識とされていることを徹底的に見直して取り組むことで、飲食業界に大きな波紋を投げかけています。
 例えば、原価率。通常であれば、30%と言われている飲食店の原価率を、彼の店では60%以上に設定しています。その代わりに立ち飲み形式にすることで回転数を上げて利益を出すようにしています。それによって、料理人は原価を気にせず美味しい料理を追求できるし、もちろんお客様にとっては安価で美味しい料理を食べることが出来るのです。「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」という風変わりな名前と共に、店舗を増やしていくことで、彼の目指すのは飲食業界の改革です。素晴らしい料理を作る一流の料理人を集め、高い原価をかけて思う存分に一流の料理を作ってもらい、より多くのお客さまの手に届く価格帯で届けるという仕組みを作ったことで目指すのは、1000万円プレーヤーの料理人を増やしていくことです。